そういえばこの話どこいった?ダイハツ新型コペン・エボリューションが2021年に登場との噂。軽自動車枠を取っ払った1リッター直3ターボ採用との情報も

残念ながらダイハツの2021年販売スケジュールには「コペン・エボリューション」の表記は一切無かった

さてさて、2020年3月頃に自動車情報誌ベストカーが大々的に報じたダイハツの新世代コンパクトオープンスポーツの新型コペン・エボリューション(Daihatsu New Copen Evolution)についてですが、どうやらこのモデルが2021年秋頃に登場するとのこと。

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ただ、ダイハツ/トヨタディーラーではそういったアナウンスは一切無く、ダイハツの2021年販売スケジュールにも新型コペンに関する派生版が登場するといった通知は一切来ていないとのこと(つまり販売する予定もないとのこと)。

ちなみにベストカーが報じていたコペン・エボリューションというモデルは、アグレッシブなフロントマスクを持つローブではなく、丸目タイプのセロがベースになるとのことで、しかも車両用途区分も「自家用乗用軽自動車」ではなく「自家用乗用車」になるとの情報も。

つまり、コペン最大の特徴ともいえるオープン軽スポーツモデルではなく、マツダNDロードスターと同じ乗用車タイプになるとのこと。


軽自動車→乗用車になれば自動車税も2倍以上に

具体的なボディサイズやプラットフォーム等については明らかになっていませんが(ダイハツということであればDNGAが濃厚に感じられますが…)、パワートレインは排気量0.66L 直列3気筒ターボエンジン → 排気量1.0L 直列3気筒ターボエンジンへと排気量をアップし、スペックの記載はありませんがエンジン出力/最大トルクも軽自動車規格を大きく超えてくるとのこと。

先述にもある通り、コペンの大きな特徴は軽自動車に分類されることで自動車税も10,800円と安価なのですが、エボリューションになると25,000円へと2倍以上にアップするため、維持費の面で大きな変化が出てくることに。

参考までに、排気量別の自動車税一覧は以下の通り。

【自動車税一覧(税込)】

[2019年9月30日以前登録車両]
軽自動車:10,800円

排気量1.0L以下:29,500円
排気量1.0L超~1.5L以下:34,500円
排気量1.5L超~2.0L以下:39,500円
排気量2.0L超~2.5L以下:45,000円
排気量2.5L超~3.0L以下:51,000円
排気量3.0L超~3.5L以下:58,000円
排気量3.5L超~4.0L以下:66,500円
排気量4.0超~4.5L以下:76,500円
排気量4.5L超~6.0L以下:88,000円
排気量6.0L超:111,000円


[2019年10月1日以降登録車両]
軽自動車:10,800円

排気量1.0L以下:25,000円
排気量1.0L超~1.5L以下:30,500円
排気量1.5L超~2.0L以下:36,000円
排気量2.0L超~2.5L以下:43,500円
排気量2.5L超~3.0L以下:50,000円
排気量3.0L超~3.5L以下:57,000円
排気量3.5L超~4.0L以下:65,500円
排気量4.0超~4.5L以下:75,500円
排気量4.5L超~6.0L以下:110,000円
排気量6.0L超:111,000円

ライバルはやっぱりマツダNDロードスター?

確かに1リッターターボにすることで、軽スポーツのコペンにて非力に感じていた部分は解消されるかもしれませんが、軽スポーツならではの限られたスペックをどこまで引き出すことができるのか?というところもコペンオーナーが魅力に感じているポイントなのだそう。

なお2020年3月の報道以来、ベストカーからは新型コペン・エボリューションに関する続報は一切無いのが気になるところですが、ダイハツもニッチな市場を開拓していくのであれば、NDロードスターと競合になるかもしれませんし、かなり楽しそうなモデルになるんじゃないかと思います。

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