韓国・現代自動車(ヒュンダイ)/ジェネシス/起亜がピュアEVクロスオーバー専用プラットフォームE-GMPを発表。2025年までに23モデルを発売予定

E-GMPでは車としての性能だけでなく、家庭用電源としても活用できる

V2L(Vehicle to Load)は、110V/220Vの電源にも対応しているので家電製品をつなげて家庭用電源として使用することも可能になっています(他社PHVモデルも採用)。

電気自動車にて蓄えられた電力を上手く活用する際には便利ともいえるシステムですし、何よりも停電などが発生した際には重宝されるのではないかと思います。


E-GMPを用いて2025年までに23モデルを販売予定

現代自動車グループの販売計画では、2025年までに23モデルもの電気自動車を販売する予定で、今回のプラットフォームE-GMPをベースにすることで生産性を大幅強化し、そして世界での目標販売台数を100万台にしていくと説明しています。

もちろん今回の新世代プラットフォームではSUVだけでなく、セダンやクーペ、CUVといった幅広いジャンルにも適用できるほどのフレキシブル性を持っており、グループ全体の中核的技術と位置付けて積極的に採用していくとのこと。

ちなみに今回公開されているプラットフォームを見ていくと、フロント・リヤトラクションモーターやバッテリーシステム、インバーターといったパーツが最初から組付けられた状態になっているため、車種によって形状変更する必要がなく、あとは上から様々な形状のガワを載せても大丈夫という非常にフレキシブル性の高いプラットフォームを実現しています。

感覚としてはスズキ・ジムニー(Suzuki Jimny)に採用されるラダーフレーム構造がイメージしやすいですが、これに更なる安全性強化を加味したEV版ということなのかもしれませんね。

なお今回のプレスリリースに合わせ、現代自動車グループのEuisun Chung CEOは、「今回のプレスリリースで発表された電気自動車プラットフォームE-GMPをベースにした新車発売により、お客様の多様な嗜好やニーズをよりリーズナブルな価格帯にて提供できる魅力的なモデルにし、環境に優しいモビリティオプションを提供する予定です」と説明していることから、より購入しやすい身近な電気自動車となることを期待したいところです。

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Reference:Hyundai