何と(豪)トヨタ公式!ランドクルーザー70を100%電気自動車に改造した「ランクル70 EV」を発表。排ガス削減を目指して、まずは鉱山現場にてテスト作業中

世の中にはピュアEV化したトラックが数多く存在するようだ

先程はトヨタ・オーストラリア公式のピュアEVトラックモデルでしたが、今度は非公式ながらもFJ40ランドクルーザーをピュアEVに改造したモデルが公開。

トヨタのフラッグシップSUVモデルとなっているランドクルーザーですが、このモデルの大きな特徴でもあるのが大排気量エンジンを完全に取っ払い、更にトルクフルでエコロジーなクレートV8モータへとスワップしたFJ40ランドクルーザーが世界初公開されました。


ピュアEVのメリットを最大限に活かしたオフロードモデル

このモデルは、海外の新興メーカであるElectric GTが提案するピュアEVモデルで、レトロチックなスタイリングを持つ(FJ40)ランドクルーザーに対して、簡易的な電気モータを組合わせることで過去と未来を融合させた一台へと進化すると言われています。

但し、現段階では量産モデルとして市販化するのは早いとして、あくまでもプロトタイプモデルとしての発表のみ。

内燃機関とは大きく異なり、瞬時にピークトルクに到達する技術と排ガスや騒音規制をクリアするゼロエミッション特有のメリットを持ち、更にはトランスミッションやエキゾーストマニホールドといった複雑なパーツを一切使用しないために、コストの低減並びに軽量化にも大きく貢献しているとのこと。

将来的にはこうしたフルエレクトリックモデルが必要されることは間違いないと言われています。

V型8気筒っぽく見せたV8モーター

そしてこちらが実際に発表されたElectric GT製のV8モータ。

FJ40ランドクルーザーのトランスミッションにボルト固定された後、ハーネスとバッテリを接続する必要性がありますが、それ以外のバッテリは一切必要としないので内燃機関に比べてスペースは取りませんし、大幅な軽量化にもつながるとのこと。

モータ1基あたりのスペックとしては、システム出力140hp/最大トルク325Nmを発揮するとのことですが、これが具体的に何基分採用されるのか、どれだけのスペックを持つのかは明らかにされていないものの、内燃機関に比べたら圧倒的なパフォーマンスを発揮することは間違いないでしょうね。

なお、今回はFJ40系のみに搭載されたモデルのみが公開されていますが、今後は60系にも採用される予定とのことです。

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Reference:Toyota