東京都・渋谷区で発生した73歳のタクシードライバーによる6人死傷事故。週刊文春が公開した運転手の息子の取材内容があまりにも心苦しい件【動画有】

2022-06-29

凄惨な事故である上に、誰も責めることのできない苦しい状況にある

2021年1月4日の午後7時頃、東京都・渋谷区にて発生した73歳のタクシードライバーによる6人の死傷事故について(49歳の女性が死亡、9歳の小学生男児含む5人が重軽傷)。

報道では、73歳のタクシー運転手の男性もケガを負い、すぐに病院へと搬送されましたが、事故直前にくも膜下出血か?とも報道されているものの、現時点では明確な情報は公開されていません。

こうした非常に痛ましい事故が発生した後、週刊文春(文春オンライン)が「《渋谷タクシー暴走6人死傷》73歳運転手の息子告白「謝っても謝り切れない。病気の兆候はなかった」ローン返済で正月も出勤」というタイトルで、事故後のタクシードライバーの息子さんに取材したものをまとめています。


取材内容を見るに「息子さんが悪者になってしまう…取材しないよう方が良かったのでは…」と思ったりも

ただ文春オンラインが公開している内容が全て正しいものかどうかは定かではありませんが、タイトルやその中身を確認するだけでも「あまりにも苦し過ぎて見てられない…」というものばかり。

っというのも、今回の取材でタクシー運転手の男性が「どこ出身で」「過去にどんな仕事をしていて」「奥さんはどんな方で」といった情報も記載されているため、この取材内容を見た人は、運転手のことを知っている方が少なからず複数いらっしゃるわけですから、ここまで取材する必要もなかったのでは?と思ったり。

そうなると、次の標的となるのはタクシー運転手の息子さんや奥さんになり、もしかすると息子さんや奥さんが加害者扱いとなり、最終的に被害を受けることになるのでは?ということも考えられるかもしれません。

ドライブレコーダーにも、運転手が朦朧としている姿は残っていた

今回の事件が発生する以前、タクシーに残されていたドライブレコーダーの映像から、どうやら運転手は事故の数分前から意識が朦朧としていたとのことで、”蛇行や加減速を繰り返していた”とのこと。

この”蛇行や加減速を繰り返していた”というのは、当時タクシーに乗っていた女性が証言する「ゆっくり走ったり加速したり、普通ではない感じだった」と説明しているのと同じで、そう考えると運転手はとても運転などできる状態ではなかったことが再確認できます。

ちなみに週刊文春の取材によると、「小さなタクシー会社のドライバーの3分の1が70歳を超えている」とのことで、そのなかで健康診断は年2回行われていて、体調に問題・異常があった場合には仕事ができないということから、改めて今回の事故というのは咄嗟に発生したことなのだと考えられます。

なぜタクシーの運転手は高齢ドライバーが多いのか?運転手の息子の苦しいエピソード内容は、以下の次のページにてチェック!