ランボルギーニが2021年に2種類の「新型V12モデル」を販売すると公式発表!パガーニ最強の新型ウアイラRが世界初公開、限定30台のみ、V12NA搭載で850馬力

パガーニ新型ウアイラRはレーシング専用モデルで、世界限定30台のみ

続いては、イタリアのスーパーカーメーカーであるパガーニが世界限定30台のみとなるレーシング専用モデルの新型ウアイラR(Pagani Huayra R)を2021年3月19日に世界初公開しました。

このモデルは、パガーニが1992年に設立して30周年を記念する特別なレーシングモデルとのことで、販売台数も創立記念に合わせて30台のみとなる希少な一台です。

更には、パガーニが過去に販売したサーキット特化型のゾンダRを受け継ぐV型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、公道仕様モデルとは大きく異なるパーツを多数採用しているところも大きな特徴です。


圧倒的なパフォーマンスとヴィジュアルを持つウアイラR

コチラが今回発表された新型ウアイラRのエクステリア。

何とドア開閉はパガーニの特徴でもあるガルウィング・ドアではなく、マクラーレンなどが採用するバタフライドア。

ボディは全てフルカーボンファイバで、センターストライプや強烈なエアインテーク周りにはゴールドのようなディテールアクセントが追加されていますが、これらはオーナーの好みに合わせてカラー設定が可能になるため、おそらくとんでもない組み合わせのボディカラーを持つ個体も登場するでしょうね。

サイドビューはこんな感じ。

ドアサイドには”Huayra R”の巨大デカールに加え、イタリアントリコローレの国旗を追加するオシャレ仕様。

トップルーフにはルーフスクープを搭載し、シャークフィンアンテナは無く、巨大リヤウィングを装着することで最高時速320km/h到達時に最大1,000kgという強烈なダウンフォースを発生します。

今後にトレンドになるであろうリヤディフューザー×イタリアントリコローレ

リヤビューもかなり過激ですが、「この発想は無かったなぁ…」と感心するところは、6つのフィンが用いられたリヤディフューザーに「緑・白・赤」をそれぞれ2色ずつアクセントにしたイタリアントリコローレ。

このカラーリングは今まで見たことが無く、恐らく今後納車されるであろうリヤディフューザーに積極的に採用されるカラーリングではないかと思います。

リヤエンドには、ウアイラR専用に開発されたインコネルエキゾーストシステムや独自設計のマニホールド&テールパイプが搭載され、パガーニ曰く「F1カーのような官能的なサウンドを発する」とのこと。

更にはFIA規定による騒音規制(110db)にも準拠したスポーツエキゾーストを採用しているそうです。

V12NAを搭載し、最高出力は850馬力を発揮!

そして気になるパワートレインですが、メルセデスベンツの提携企業でもあるHWA AG社の共同開発にて実現した排気量6.0L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力850hp/最大トルク750Nmを発揮する強烈なスペック。

この他、エンジンとトランスミッションを一体部品として使用し、剛性を大幅に向上させた新世代カーボンチタンモノコックシャシーを採用しているのも重要トピックス。

トランスミッションは、6速非同期ドッグリングシーケンシャルギアボックスを搭載し、駆動方式は後輪駆動(MR)のみとなります。

車体重量は1,050kgととても軽いため、パワーウェイトレシオとしては1.24kg/hpと圧倒的なバランス性能を発揮。

最後に新型ウアイラRの販売台数ですが、世界限定30台のみで、価格帯としては約3.4億円からの販売となります。

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Reference:motor1.com①, motor1.com②