ダイハツ・タント/ムーヴ/ミラ/コペン/ウェイク/ハイゼット/トヨタ・クラウンなどに約110万台以上の大量リコール!走行中にエンストの恐れアリ

ステアリングギアのブーツ内に水の侵入の恐れアリ

続いては、ダイハツ・ハイゼット/ハイゼット・デッキバン/アトレーワゴン/スバル・サンバー/スバル・サンバーオープンデッキ/スバル・ディアス/トヨタ・ピクシスバンの全7車種・計160,435台に大量リコール!

不具合内容としては、ステアリングギヤにおいてブーツ取付け部のシールが不適切かつエアコンドレンホースが直上にあるため、エアコン凝縮水が当該取付け部に滴下しギヤ内部に浸入するものがあるとのこと。

そのため、そのままの状態で使用を続けると、ギヤ内部に錆が生じて異音が発生し、最悪の場合、ベアリングが破損し操舵ができなくなるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は発生していないものの、既に不具合が69件発生していて、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[ハイゼット]
・EBD-S321V, HBD-S321V/S321V-0345549~S321V-0423163/平成29年10月31日~令和元年7月31日/76,564台

・EBD-S331V, HBD-S331V/S331V-0183084~S331V-0228312/平成29年10月31日~令和元年7月31日/44,652台

[ハイゼットデッキバン]
・EBD-S321W/S321W-0006958~S321W-0009021/平成29年11月16日~令和元年7月31日/2,064台

・EBD-S331W/S331W-0009946~S331W-0012998/平成29年11月6日~令和元年7月31日/3,048台

[アトレーワゴン]
・ABA-S321G/ S321G-0069347~S321G-0076256/平成29年10月31日~令和元年7月31日/6,887台

・ABA-S331G/S331G-0031832~S331G-0036249/平成29年10月31日~令和元年7月31日/4,411台

[スバル・サンバー]
・EBD-S321B, HBD-S321B/S321B-0016310~S321B-0020631/平成29年10月31日~令和元年7月31日/4,319台

・EBD-S331B, HBD-S331B/S331B-0015607~S331B-0019746/平成29年11月1日~令和元年7月31日/4,138台

[スバル・サンバーオープンデッキ]
・EBD-S321Q/S321Q-0000209~S321Q-0000239/平成30年1月12日~令和元年6月26日/31台

・EBD-S331Q/ S331Q-0000345~S331Q-0000419/平成29年11月20日~令和元年7月30日/74台

[スバル・ディアス]
・ABA-S321N/ S321N-0003435~S321N-0003846/平成29年11月1日~令和元年7月31日/411台

・ABA-S331N/S331N-0003540~S331N-0004093/平成29年11月7日~令和元年7月31日/554台

[トヨタ・ピクシスバン]
・EBD-S321M, HBD-S321M/S321M-0020451~S321M-0028813/平成29年11月1日~令和元年7月31日/8,323台

・EBD-S331M, HBD-S331M/S331M-0012672~S331M-0017656/平成29年11月1日~令和元年7月31日/4,959台

改善措置としては、全車両、エアコンドレンホースに延長用ホースを追加するとともにステアリングギヤのブーツ内を点検し、水の浸入が認められたものはステアリングギヤを新品と交換し、水の浸入が認められないものはブーツを適正に取付けるリコール作業を実施するとのことです。


衝突時にエアバッグが作動しない恐れアリ

続いて、キャデラックCT5とシボレー新型コルベットの2車種・計122台にリコール。

不具合内容としては、車両システムにおいて、各モジュールからの通信を処理するシリアルデーターゲートウェイモジュールのソフトウェアが不適切なため、各通信を正しく処理できないことがあるとのこと。

そのため、エアバックシステムに不具合が発生しても警告灯が点灯しなくなるとともにエアバックシステムの不具合に乗員が気付かず必要な点検整備を行われないことにより、最悪の場合、衝突時にエアバッグが作動せず乗員が傷害を負うおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は発生しておらず、北米からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[キャデラックCT5]
・7BA-A2LL/1G6D85RK4M0101448~1G6D85RK4M0128813/令和3年2月8日~令和3年5月13日/94台

[シボレー・コルベット]
・不明/1G1Y93D49M5103667~1G1Y92D44M5108124/令和3年4月19日~令和3年5月13日/28台

改善措置としては、全車両、シリアルデーターゲートウェイモジュールのソフトウェアをアップデートするリコール作業を実施するとのことです。


ヘッドライトの光度が徐々に低下し、保安基準を満足しない恐れアリ

最後は、トヨタ・クラウンの1車種・計173台にリコール。

不具合内容としては、前照灯において、タクシー用途等で使用する際、想定を超えて長時間点灯し続けると、バルブからの熱と紫外線により反射板のアルミ蒸着が剥離することがあるとのこと。

そのため、そのまま使用を続けると、集光不足となり、光度が徐々に低下し、最悪の場合、保安基準第31条(前照灯の基準)を満足しなくなるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は発生しておらず、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[クラウン]
・DBA-GRS210/G R S 2 1 0 – 6 0 0 0 7 5 9~G R S 2 1 0 – 6 0 1 7 0 5 2/平成 24 年 12 月 24 日~平成 27 年 7 月 17 日/21台(事業用)

・DBA-GRS211/G R S 2 1 1 – 6 0 0 0 4 6 9~G R S 2 1 1 – 6 0 0 5 7 3 0/平成25年 1月15日~平成26年10月28日/9台(事業用)

・DAA-AWS210/A W S 2 1 0 – 6 0 0 0 5 3 1~A W S 2 1 0 – 6 0 9 6 5 6 1/平成25年 1月29日~平成27年 9月17日/131台(事業用)

・DAA-AWS211/A W S 2 1 1 – 6 0 0 0 0 6 2~A W S 2 1 1 – 6 0 0 5 3 8 9/平成26年 7月 2日~平成27年 7月28日/12台(事業用)

改善措置としては、全車両、前照灯の反射板を対策品に、レンズを新品に交換するリコール作業を実施するとのことです。

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Reference:国土交通省①国土交通省②国土交通省③国土交通省④