フルモデルチェンジ版・トヨタ新型クラウンがFR駆動→FF駆動に変更との噂。カムリと同じTNGA-Kプラットフォームベース…クラウンSUVの開発はどうなった?

次期クラウンはEV化を見据えてグリルレスバンパーが採用される?

そして気になるトヨタ次期クラウンのフロントマスクですが、マガジンXさんの完成イメージレンダリングを参考にすると、現行クラウンのような顔つきとは全く異なるデザイン言語で、ヘッドライトは釣り目タイプから水平基調に近く、三眼LEDヘッドライトに逆L字のLEDデイタイムランニングライトを装備。

そしてフロントバンパーにはメッシュタイプのグリルパターンは一切使用されず、将来的にピュアEVも視野に入れてグリルレスバンパーが採用され、そしてフロントロア部にキーンルックグリルと水平基調のシルバー加飾付きとなるグリルパターンを設けることで、スポーティというよりもエレガントさを強調したデザイン言語になるとのこと。

もちろん、このデザインで登場する可能性はゼロではないにしても、トヨタとしても新型ランドクルーザー300同様にクラウンブランドを大事にしているメーカーですから、市場やトレンドを意識したものに変化することが予想されます。


FR→FF化にすることでカムリとカブるのでは?

なおマガジンXさんの見解しては、中日新聞が「現行クラウンを生産終了」と大々的に報じたのも、「トヨタが世間の反応を見るために布石させた可能性もある」とのことで、改めてクラウンの立ち位置とデザイン言語の方向性を示すためだったのでは?との見方も。

もちろん、100%中日新聞の情報が正しいとも言えませんし、今後もクラウンはセダンのまま市販化を続けていく可能性もありますが、駆動方式が後輪駆動(FR)→前輪駆動(FF)へと変更されるとなると、カムリ/アバロンとの差別化が難しくなるのが正直なところ。

ボディサイズも、カムリが全長4,910mm×全幅1,840mm×全高1,445mmに対し、クラウンが全長4,910mm×全幅1,800mm×全高1,445mmとなるため、全幅以外は同じサイズ感で、パワートレインは異なれど大きく差別化されてきた駆動方式並びにプラットフォームが共通となると、それぞれの立ち位置が微妙に感じるのも正直なところ(っというかクラウンの方が全幅が40mmも小さいのは意外だった…)。

そう考えると、次期クラウンをFF化することの意味やメリット、旨みはあるのだろうか?というところもありますが、おそらくは既に実績が得られているSUVへとシフトするための下準備だと思われ、次期クラウンSUV(クラウンクロス)の開発が粛々と進められているという報道も、あながち間違いではない?のかもしれません。

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