トヨタ新型カローラクロスや日産の新型ノートオーテック・クロスの登場で、既に存在感が無くなりつつあるキックスe-POWER…ガソリンや4WDモデルの噂は?

トヨタ新型カローラクロスは、キックスに足りないものを全て埋めた理想的なモデル

特にトヨタ新型カローラクロスの存在感は驚異的で、キックスが必要としていたガソリンモデルに加えて、ハイブリッドモデルでは2WD/4WDの両方を採用ラインナップするため、明らかにキックスを意識したラインナップに。

価格帯も以下の通りで、先ほどのキックスe-POWERの価格帯(2,759,900円~3,114,100円)よりも魅力的な、絶妙な価格設定にしてきたところも凄いところ。

【日本仕様・新型カローラクロスのグレード別価格帯一覧(10%税込み)】(訂正後)

[ガソリンタイプ]

◇G-X[2WD]:1,999,000円

◇G[2WD]:2,240,000円

◇S[2WD]:2,400,000円

◇Z[2WD]:2,640,000円


[ハイブリッドタイプ]

◇G[2WD]2,590,000円/[4WD(e-Four)]2,799,000円

◇S[2WD]2,750,000円/[4WD(e-Four)]2,959,000円

◇Z[2WD]2,990,000円/[4WD(e-Four)]3,199,000円

後発モデルで、おまけに飽和状態になりつつある国産SUV市場に更に盛り上がりを見せるであろう新型カローラクロスですが、2021年8月21日に先行予約がスタートとしてから僅か3日ほどしか経過していないものの、既に納期は2021年内が厳しいとのことで、その背景には昨今の諸事情に寄る感染拡大や、半導体の供給不足が影響しているからとのこと。

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日産は上ばかりを見ず、足もとをしっかりと見据えた上で前に進んでほしい

そしてもう一つ懸念されているのが、身内の新たなモデルとなる新型ノートオーテック・クロス。

これに関しても、新型ノートオーテックをベースにしつつ、フロント・リヤフェンダーには無塗装ブラックのモールを追加すること、専用サスペンションにてリフトアップしSUVテイストに仕上げたオシャレな3ナンバークロスオーバーになるわけですが、これも内容次第ではキックスとライバル関係になってしまい、C-HR/カローラクロス、RAV4/ハリアーのように同セグメントで共喰い状態になる恐れも。

内田誠 CEOの新体制により、上昇志向で常に上を見ることは大事ではあるものの、その一方で既存モデルを置き去りにして足もとを見ない(見れない?)スタイルも何とか改善してほしい所。

日産は今踏ん張りどころで、新型車を多く販売することで起死回生を狙っていますが、新型車と既存モデルのバランス取りも今後重要になってくると思いますし、ユーザーの意見(どういったモデルを必要とし、どういった改良を求めているのか?)も取り入れてほしいところです。

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