スバル・インプレッサ/シボレー・シルバラード/キャデラック・エスカレード/ホンダCBR400R等にリコール!最悪の場合、走行コントロールを失う恐れアリ

最悪の場合、走行不能+車両と衝突する恐れがあり

続いては、北米市場向けとして販売されている2021年モデルのスバル・インプレッサ(Subaru New Impreza)の1車種・802台にリコール。

米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)によると、不具合内容としてはロアコントロールアームとクロスメンバーの間のコネクトジョイント近くに不適切な溶接部があり、左フロントロアコントロールアームに問題が生じているとのこと。

最悪の場合、溶接部が破損する恐れがあり、足回りが不安定になり、車両コントロールが失われて走行不可・衝突のリスクが高まるとしてリコールを届け出ています。

組立ラインの機器が損傷していたことが原因のようだ

なお、こうした問題が発生した原因としては、コントロールアームの組立ラインの機器が損傷していたとのことで、部品のイジェクターロッドと溶接トーチが接触したことが原因とのこと。

溶接トーチが適切な溶接経路をたどることができず、接合部での溶接が不完全だったそうです。

スバルによると、2021年2月25日~3月9日に生産された車両に影響を及ぼす可能性があるとのことで、先述にもある通り802台のインプレッサをリコールの対象として届け出ています。


最悪の場合、制動距離が伸びる恐れアリ

最後は、ホンダの二輪自動車(バイク)となるCBR400R/400Xの2車種・計1,400台にリコール。

リコール内容としては、ABS(アンチロックブレーキシステム)モジュレータにおいて、グリス塗布設備の管理が不適切なため、リザーバピストンのOリングへ過剰なグリス量が塗布されたものがあるとのこと。

そのため、ブレーキ操作の繰返しによりアウトバルブへ移動したグリスに異物が付着し、逆止弁へ噛み込むと、制動停止距離が伸びるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる不具合や事故は発生しておらず、海外市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[CBR400R/400X]
・2BL-NC56/NC56-1000505~NC56-1001904/令和元年 6 月 13 日~令和元年 12 月 10 日/1,400台

改善措置としては、全車両、ABSモジュレータを良品と交換するリコール作業を実施するとのことです。

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Reference:CARSCOOPS国土交通省①国土交通省②国土交通省③