【エクステリア篇】トヨタ新型カローラクロスとフルモデルチェンジ版・ホンダ新型ヴェゼルを比較してみた。装備面や質感、見た目、サイズ感はどちら良い?
引続き、トヨタ新型カローラクロスとホンダ新型ヴェゼルのエクステリアを比較していこう
新型カローラクロスのエクステリア②(サイドビュー)
ここからはトヨタ新型カローラクロス・ハイブリッドZ(2WD)のサイドビューをチェックしていきましょう。
ちょっと順番がズレてしまいましたが、ボディサイズとしては全長4,490mm×全幅1,825mm×全高1,620mm、ホイールベース2,640mm、最低地上高150mm、最小回転半径5.2mmとなっています。
新型カローラクロスは、RAV4の弟分のような武骨なスタイリングがポイント
ボディスタイルとしては、昨今のトレンドにもなっているクーペライクな伸びやかSUVではなく、どちらかというと積載性や後席のスペースを重視した武骨なSUVスタイル。
同じTNGA-Cプラットフォームを採用するC-HRとは大きくボディラインが異なり、どちらかというとフォルム的にはDセグメントSUVのRAV4に近いかもしれませんね。
ブラックのモールパーツ部分は無塗装ブラック
あとはフロント・リヤフェンダー、サイドスカート部分は無塗装ブラックのクラッディングを装着しているため、オフロードをコンセプトとしている以上は、どうしてもチープに見えてしまうのは致し方ないところ。
サイドミラーアンダーの補助ミラーが装備されないためスタイリッシュ
フロントマスクに戻ってしまって大変恐縮なのですが、助手席のサイドミラー下部には補助ミラー(別名:耳たぶミラー)は搭載されておらず、非常にスタイリッシュですし、メーカーオプションにてパノラミックビューモニター(PVM)やブラインドスポットモニター(BSM)がセットで設定できるため、実用性として非常に高めだと思います。
足もとには18インチタイヤホイールを標準装備
そして足元のタイヤアルミホイールをチェックしていくと、Zグレードでは18インチのマルチスポークアルミホイール(切削光輝&ダークグレーメタリック塗装)に、タイヤ銘柄はミシュラン製プライマシー4(MICHELIN PRIMACY4)を装着しています。
新型ヴェゼルのエクステリア②(サイドビュー)
続いては新型ヴェゼルe:HEV Z×四輪駆動(4WD)のサイドビューを見ていきましょう。
ボディサイズとしては全長4,330mm×全幅1,790mm×全高1,590mm、ホイールベース2,630mm、最低地上高180mm、最小回転半径5.5mmとなっています。
ちなみにボディサイズを見ると、新型カローラクロスの方が全長+160mm/全幅+35mm/全高+30mm/ホイールベース+20mmとなるため、新型ヴェゼルはBセグメントSUV、新型カローラクロスはCセグメントSUVという立ち位置になるため、実は直接的な競合モデルにはならないんですね(パワートレインも新型カローラクロスの方が排気量大きめ)。
とはいえ、同じ18インチのタイヤアルミホイールを装着していながらも、新型カローラクロスの方が最小回転半径は5.2mmと取り回しし易いため、サイズ感の割には使い勝手は良さそう。
その一方で、カローラクロスは最低地上高が150mmしかないため、急こう配の坂などではフロントストレーキを擦ってしまう恐れも感がられるかもしれませんね。
カローラクロスのコンセプトとは大きく異なる艶有りブラックで質感を大幅アップ
あとボディスタイルとしてはファストバックとSUVを組み合わせたような見た目重視で、フロント・リヤフェンダーモールやサイドスカートを見ていくと、無塗装ブラックのクラッディングは一切しようせず、艶有りブラックにまとめている辺り、非オフロードSUVらしい質感の高さが確認できるかと思います。
カローラクロス同様に、足もとには18インチタイヤホイールを標準装備
そして新型ヴェゼルの足元を見ていくと、タイヤアルミホイールサイズはカローラクロスと全く同じ18インチで、タイヤ銘柄も全く同じとなるミシュラン製プライマシー4を装着しています。
いずれもデュアルトーンの特別なアルミホイールを装着していますが、力強いデザインを求める場合はカローラクロス、オシャレさを求めるのであればヴェゼルかもしれません。
新型カローラクロスのエクステリア③(リヤビュー)
そして最後はリヤビュー比較。
新型カローラクロス・ハイブリッドZ(2WD)から見ていくと、リヤテールランプは水平基調で、その直下のクリア部分にはL字型のセクションを設けるなど、細かなデザインの拘りが見られる一方で、リヤロアバンパーは無塗装ブラックでチープさが出ていますね。
リヤウィンカーはこの通り、非LED(電球)なのがちょっと残念。
輝度の関係で、リヤテールランプに隣接するリヤウィンカーをLEDしてはいけないという決まりがあるのかもよくわからないところですが、折角の上級グレードZですから、この点はフルLEDにまとめてほしかったところです。
新型ヴェゼルのエクステリア③(リヤビュー)
こちらも最後は、新型ヴェゼルe:HEV Z×四輪駆動(4WD)のリヤビュー。・
リヤテールランプはセンター直結風に仕上げられ、カローラクロスに比べると先進的で、リヤウィンカーやバックランプなども上手く集約されスタイリッシュ。
リヤロアバンパーも艶有りブラックで質感を高めているため、この点はオフロード志向を求めるかシティ派SUVを求めるかで大きくデザイン性や質感も変化してくるので要注意。
ただカローラクロスと共通して残念だったのは、こちらもリヤウィンカーが非LED(電球)ということ。
全体的に質感高めでまとめてきただけに、やはりフルLED化という統一感も持たせると、更に商品力は向上するのではないかと思います。