【インテリア篇】トヨタ新型カローラクロスとホンダのフルモデルチェンジ版・新型ヴェゼルを比較Part①。内装の質感や装備内容の充実度、そしてちょっと残念なポイントも
引続き、トヨタ新型カローラクロスとホンダ新型ヴェゼルのインテリア/内装比較をチェック
インテリア比較④:ナビゲーションディスプレイ/ディスプレイオーディオの比較
続いてトヨタ新型カローラクロスとホンダ新型ヴェゼルのセンターディスプレイを比較していきましょう。
まずディスプレイサイズという点では、どちらも9インチディスプレイの設定が可能になっていますが、問題なのはディスプレイ内のソフト(充実度)。
新型カローラクロスの場合、ナビゲーション機能やテレビ機能は別売り
新型ヴェゼルでは、Honda CONNECTナビを選択した場合、ナビ/テレビ機能はセットで装備されますが、新型カローラクロスの場合は、9インチディスプレイオーディオを設定してもナビキットやテレビキットは別売りになっています。
しかもナビ機能となるT-CONNECTナビキットは約11万円、テレビキットは約2万円、走行中のテレビ視聴ともなると更に+2万円~+3万円になるため、こういった機能を装備するのに9インチディスプレイオーディオ+15万円の出費が発生してしまうのはイタイところ。
新型カローラクロスではJBLサウンドのオプションが無いために、音響関係は弱い
この他、新型カローラクロスでは、ハリアーのようにJBLプレミアムサラウンドシステムの設定は無く、音質はどちらかというと低め(実際に試乗の際にUSBを持ち込んで音楽再生もしてみた)、一方で新型ヴェゼルはプレミアムオーディオサウンドシステムのメーカーオプションもアリ、充実したサウンドが提供されているので、満足度としては非常に高めだと考えています。
こうして見ると、今のところ内装の質感や装備内容という面では、新型ヴェゼルの方がかなり有利のように見えますね。
エアコン関係は何れも左右独立温度調整を装備
ちなみにエアコン関連については、両車ともに左右独立温度調整機能が標準装備されているのはグッド。
参考までに、新型ヴェゼルではエアコンの風が人の顔に当たらないよう、まるでそよ風のような風の送り方をしてくれる「そよ風アウトレット機能」もあるため、こういったユニークな装備があるのも新型ヴェゼルのグッドポイントだと思います。
インテリア比較⑤:サンバイザーの比較
続いてはサンバイザーを比較していきましょう。
いずれもサンバイザーの内側には、バニティランプとバニティミラーが標準装備され、LEDランプで点灯するという点はグッドポイントなのですが、新型カローラクロスではカード差込もしくはカードの留め具が装備されていなかったのは残念。
一方で新型ヴェゼルでは、赤丸の通りカード差込の留め具が付いています。
カードの差込口がどうしても必要な方は?
なお参考までに、カードの差込口や留め具が無い場合は、お弁当箱を固定するためのマジックテープゴムを活用したカスタムもオススメ。
マジックテープゴムは、100円ショップでも購入できる安価なモノなので、問題もすぐに解消できますし、カスタムの仕方は、以下の関連記事を参考にして頂けますと幸いです。
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インテリア比較⑥:後席の比較
そして最後は後席を比較していきましょう。
各車で大きく異なるポイントといえば、天井の高さとリクライニング調整、そして格納式センターアームレスト。
後席格納センターアームレストについては、何れもドリンクホルダーが装備されていますが、肘置きの高さ的に最も使いやすいのは新型カローラクロス。
新型ヴェゼルは、座面の固定位置でフラットになるように設計されているため、しかしこのユニークな設計が、かえって肘置きの位置を低くしてしまい、子供が使っても「低くて使いづらい」ととにかく酷評でした。
2つ目のリクライニング機能としては、新型カローラクロスが1段階のみリクライニング可能で、新型ヴェゼルはリクライニング不可となっています
そして天井の低さという点では、ヴェゼルはファストバックSUVで後方に向かってルーフが絞られていくため、座高の高い方が座ると天井に頭が当たってしまいます(足元のスペースは広めですが)が、新型カローラクロスでは、そういった天井に頭が当たるといったことはありませんでした。
以上が新型カローラクロスと新型ヴェゼルのインテリア/内装比較ですが、そこそこボリュームも多いため、次回Part2という形で、残りのインテリアの比較を行っていきたいと思います。
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