人生終わった…世界限定399台&時価3億円以上もするエンツォ・フェラーリを試乗中にクラッシュ!一部報道ではディーラースタッフが運転していた?

「エンツォ・フェラーリの運転はとにかく大変だ」

何れにしても、世界でも非常に希少ともいえるエンツォ・フェラーリですが、やはり現代のフェラーリに比べて電子制御や安全装備が旧世代ということもあり、その操作性も非常にデリケートなものなのかもしれません。

過去に某スーパーカー/スポーツカー/クラシックカーイベントに参加した際、エンツォ・フェラーリにて参加されたオーナー様とお話させていただいところ、「エンツォは楽しい車だが、運転するのはとても大変。ウェットなときはイベントであっても極力乗らないようにしている」と語っていたのが印象的でした。


エンツォ・フェラーリの価値は年々高騰している

こちらが某イベントにて参加されたエンツォ・フェラーリ。

オーナー様は、エンツォ・フェラーリ以外にも様々なフェラーリのスペチアーレモデルを所有する方ですが、そういった方でも「かなり気を遣う車両」であることを考えると、ほんのちょっとの油断で意に反した動きを見せるじゃじゃ馬なのかもしれません。

なおエンツォ・フェラーリの新車販売価格は、日本円にして約8,000万円ほどですが、直近のオークションサイトでは200万ドル~300万ドル(日本円に換算して約2.3億円~約3.4億円)にて落札されています。

エンツォ・フェラーリのモチーフは「ガンダム」、僅か15分でデザインされた奇跡の一台

なお先述にもある通り、このエンツォ・フェラーリをデザインしたのは、唯一の日本人デザイナーであるKen Okuyama氏で、造形のモチーフはガンダムから来ていると言われています。

そしてこのエンツォ・フェラーリは、Ken Okuyama氏にとって出世作ともいえる代表的モデルですが、実はこのデザインが仕上げられたのは僅か15分。

フェラーリ会長より依頼を受けた次期スペチアーレモデルのデザインのため、約2年という期間を設けられましたが、いざ当日のプレゼンの際、フェラーリ会長より「斬新さが全く無いじゃないか!」とプロジェクトのキャンセルをされたそう。

それに焦ったKen Okuyama氏は、懸命に追いすがり、事前に準備されていたサンドイッチで引きとめ約15分の中で必死に描いたデザインが、今のエンツォ・フェラーリだと言われています。

この僅か15分が、彼の人生を大きく左右させたともいえ、たった15分で今現在も色褪せないスペチアーレモデルを生み出したというのは、とんでもない実力と運を兼ね備えたものだと言えるでしょう。

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Reference:CARSCOOPS