レプリカなのにスペックは本物並み?世界限定5台のみ&約29億円もするマクラーレンF1 LMが購入できなかった→全くのゼロから本物レベルに作り上げた男の物語【動画有】

マクラーレンF1 LM好きの男性は、エンジンももちろんBMW製V12を採用し、更にターボチャージャーも追加

引き続き、マクラーレンF1 LMのレプリカ製作の続きをチェックしていきましょう。

ちなみにパワートレインは、さすがにF1と全く同じ排気量6.1L BMW製V型12気筒自然吸気エンジンを搭載することはできなかったため、最も近いBMW850iの排気量5.6L S70型V型12気筒SOHCエンジンを採用し、更に本物のF1 LMと同じパワーに近づけるよう、1基のターボチャージャーを追加。

パワーも本物に近く、しかも車体重量は本物よりも40kg軽い!

これにより最高出力660psにまで引き上げられ、本物に比べて20ps不足しているものの、その代わりとしてF1 LMよりも40kg軽量化することに成功。

正直これはとんでもないことであり、当時F1 LMの車体重量も軽量化に軽量化を重ねて1,220kgにまで到達したため、これよりも軽い1,180kgを実現したのは、ある意味設計者の自由な発想があったからではないかと考えられます。


内装もサーキット仕様で抜かりなし

内装はかなりシンプルでスパルタンながら、サーキット仕様のレイアウトにするために無駄を省いたところもさすが(もちろんセンターシートレイアウト)。

ちなみにトランスミッションは、アウディ製6速MTとのことで、相性は抜群とのこと。

エンジン始動後は、脱着可能なステアリングホイールの振動が気になるところですが、男一人で全くのゼロから作り上げたF1 LMのレプリカモデルは夢とロマンがありますし、ここまで来たらYouTubeというプラットフォームを通してゴードン・マレー氏に届いてほしいところ。

ちなみにリヤウィングももちろんカーボンファイバ製ですが、よくよく考えてみるとこのモデルにかかった製作費用がどれぐらいなのか気になるところ。

さすがにF1 LMの過去最高落札額となる約30億円までには到達しなくとも、数千万円相当の費用が掛かっているでしょうし、マクラーレンはじめ世界のスーパーカー好きの目に届いてほしい一台。

ある意味マクラーレンF1 LMに最も一途で、彼に本物のF1 LMを所有してほしいかも

それにしても…相当なマクラーレンF1 LM好きじゃないと、ここまで作り上げることはできないでしょうし、23年かかってもモチベーションを維持し続けて作り上げたことにも驚き。

その23年間には、様々な魅力的なスーパーカー/ハイパーカー/レーシングカーが登場したでしょうし、それでもF1 LMを上回るような魅力ある車は存在しなかった、ということなのかもしれません。

【Hand-built McLaren F1 Replica – The 23 year journey to build a dream (and we drive it!)】

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