【悲報】2022年3月で生産終了するホンダS660。特別仕様車モデューロX・バージョンZが中古車サイト・カーセンサーにて40台以上転売されている件

ところでホンダS660が生産終了となる理由は?

軽スポーツモデルとなるホンダS660は、2015年に発売されて以降3万台以上を売り上げた大人気モデルで、ダイハツ・コペン(Daihatsu Copen)/コペンGR Sportを競合とした唯一のモデルでもあります。

そんなS660が2022年3月で生産終了する理由として、ホンダ公式は以下のように述べています。

S660は2022年以降の法規制(騒音・燃費・安全など)に対応出来ないことから生産終了となり、これらを改修するコストを掛けられないという経営判断での決定です。

S660の名は消えてしまいますが「走る喜び」はほかのホンダ車が受け継いでいきます。

via:https://kuruma-news.jp/

ホンダ公式としても、「走る喜び」を体感してほしい想いで2022年3月ギリギリまで生産・製造を続けているわけですが、まさか一部の転売目的のためにもモノづくりが進められているのだと考えると、ホンダ側も「何のために作っているのか…」やるせない気持ちでいっぱいなのではないかと思います。


実は一部の生産車両に限り、転売禁止の誓約書付きで購入することになっている

なお2021年11月に追加生産が決まったS660のスタンダードモデルに関しては、2022年3月より生産スタート予定の新型NSXタイプS同様に転売禁止の誓約書付きで、しかしどこまでの効力が得られるのかまではわからず、それを無視して中古車市場もしくはオークション市場に出品されることも十分に考えられそう。

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その最たるものとして例に挙げやすいのが、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Crusier 300)だと思いますが、新車購入時にトヨタ販売店から転売・輸出禁止に関する誓約書へのサインを求められるも、上の画像の通り新車価格よりも1,000万円程上乗せ(新車価格の2倍以上)した形でカーセンサーにて販売されるのが現実。

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こうした流れは、S660や新型ランクル300だけに留まらず、新車の長納期化が落ち着かない限りは、今後登場するであろう新型車の露骨な転売は止まらないのではないか?とも推測しています。

今回のS660モデューロX・バージョンZのように、投機・転売目的で中古車市場に流れているのは非常に残念ではありますが、一番残念なのは「本当に乗りたいが人が購入できなかったこと」だと思います。

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Reference:カーセンサー