えっ、これ偽物なん?フェラーリF50のレプリカモデルが競売に登場!カスタム費用は「約980万円」…最近はF40やランボルギーニ・カウンタックレプリカの完成度も上がってきた気がする【動画有】
細部を見ていくと”ちょっと勿体ない”と感じるフェラーリF50レプリカ
話はフェラーリF50のレプリカモデルに戻りますが、サイドビューのボディラインもかなり頑張っている印象ではあるものの、さすがにオープントップが可能なバルケッタスタイルでは無さそう。
ボディ全体にはグラスファイバーが使用され、細部のチリも合っていないところが多いそうですが、遠目から見た時の印象はF50と思わせる程。
ただ残念なことに、このレプリカモデルのボディ表面の一部に損傷が見られるそうで、足もとのアルミホイールも一部異なるものを履かせているとの情報も(大口径タイヤホイールとフェンダーが干渉してしまい、止む無くインチダウンした別のタイヤホイールを履かせているそうです)。
上の画像にもある通り、右フロントホイールはレイズ製T37ホイールではなく、デュアル5スポークタイプのシルバー塗装に仕上げられたカスタムホイールだそうで、その見た目の印象は大きく変化。
エンジンはV12ではなくフィエロベースのV6をミドシップに搭載!トランスミッションも3速AT
なおパワートレインは、F1のDNAを受け継ぐ魅力的なV12エンジンは搭載されていないものの、フィエロベースの排気量2.8L V型6気筒エンジンをミドシップに搭載し、最高出力は不明ながらもトランスミッションは3速ATを搭載。
運転席周りまではF50に合わせることは難しかったようですが、3スポークステアリングホイールだけ似せてきた印象です。
そしてこちらがMTではなく3速ATのシフトブーツ付き。
おそらく外観に相当なカスタム費用をかけているのだと思われ、内装はそこまで力を入れていない可能性も?
ただその一方で、シート類は社外製を採用し、センターには大胆に”Ferrari”のレタリングバッジを貼付。
入札スタートは想像以上に安かった
最後に気になるF50レプリカの入札額ですが、2022年4月3日時点で20,000ドル(日本円に換算して2,457,002円)とのことで、ここから更に高騰するのか、それともそのままの価格をキープするのか注目したいところです(販売ページはコチラ)。
なお参考までに、F50の新車販売価格は約5,000万円ですが、2022年3月18日に開催されたアールキュリアル・レトロモビル・オークションでは416.16万ユーロ(日本円に換算して約5.5億円)と10倍以上の価値がついています。