マットブラックにカスタムラッピング!フルモデルチェンジ版・レクサス新型NX250 version Lを見てきた。さりげなく新型RZ 450eのバイトーンカラー風
引き続き、レクサス新型NXのカラーラッピングモデルを見ていこう
改めてカラーラッピング施工されたレクサス新型NX250 version Lに戻りますが、先ほどのバイトーンカラーと大きく異なるのは、フロントーズにブラックラッピングが施工されていないこと。
おそらくフロントノーズからスピンドルグリル周りのフロントバンパーが一体型になっているため、カラーラッピングを施工してしまうと切れ端が残ってしまい、見た目が美しくならないことから施工していないのだと考えられます。
サイドから見た時の新型NXはこんな感じ。
こうして見ると、マットブラックのフロントフードに対し、フロント・リヤフェンダーモールの無塗装ブラックとの違いが明確。
足もとのホイールはちょっと珍しいデュアル5スポークの20インチ
足もとのアルミホイールは20インチのデュアル5スポークタイプで、メーカーオプション次第ではマルチスポークに変更することも可能ですが、おそらくマルチスポークを選択するユーザーが多いため、シンプルなデュアル5スポークを展示している展示車が少ない → 実車を見てイメージしやすいように…ということで、レクサスディーラーの配慮からこの仕様を展示している可能性も高そうです。
ちなみにこちらがマルチスポークタイプの20インチアルミホイール。
フロントフード以外はシンプル&純正の内外装デザイン
リヤエンドはこれまで通り、一文字テールランプと両サイドにL字型を設けた3灯式ですが、遠目から見た時にUXのような一文字風に見えるように、ブラックアウトのガーニッシュでテールレンズを一体にさせているのもユニーク。
そして内装は本革シートのヘーゼル。
最近レクサスが推しているヘーゼルですが、こうして実車で拝見するとタンカラーよりも明るみがあり、どこか輸入車のような雰囲気があるのもグッド。
後席はちょっとした工夫も
後席は座面先端(特に太もも裏が接触するところ)が上方に向くように角度を設けることで、後席に乗る人が奥深くまで座れるような設計となっている一方、ちょっとした荷物などを置く際も、角度がついてカーペットに落ちないように考えられているところもグッド。
ただその一方で、(かなりマニアックなインプレですが…)自由度の少ない和服や着物を着た場合だと、車内にアクセスするのは簡単ですが、座面に角度が付くことで深く座り込んでしまい、”降りるのが少し大変”という意見もあったり。
これはあくまでも例ですが、トヨタ新型カローラクロス(Toyota New Corolla Cross)のようにフラットに近い座面も座りやすく、特に和服・着物を着る方にとっては乗降りし易い形状ですが、座面に角度がほとんどついていない分、荷物を載せた時に走行中 → ちょっとしたブレーキで慣性力の影響により荷物が落ちてしまうのが気になるところ。
そういったところの配慮が新型NXにあるため、この辺りは一長一短だと思います。
カラープロテクションラッピングの新型NXですが、こうして見るとダイナミックな2トーンカラーの新型NXも良く、他とは違う個性の活かしやすさを提案するデモカーでもあるため非常に参考になるところです(もちろん、ラッピングが不満であれば剥がすこともできるのでフレキシブル性は高いと思う)。
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