フルモデルチェンジ版・レクサス新型NX350h F SPORTが納車されて5か月が経過!見た目の満足度は100点…中古車サイトではNX350hが980万円にて転売中

2022-07-05

レクサス新型NX350h F SPORTのエクステリアは完璧だが、ディスプレイオーディオのはまだまだ課題多め

引き続き、レクサス新型NX350h F SPORTが納車後5か月経過しての雑感。

今度はインテリアですが、やはり今回のフルモデルチェンジで新世代コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオにしたことで、リモートタッチ機能が完全廃止となったことは残念なところ。

今後のレクサスのラインナップモデルでも、新世代コネクティッドナビが主流となり、一方でリモートタッチも次々廃止となるわけですが、リモートタッチを廃止にしたことによるチープさの際立ち、使い勝手の悪さが露呈してしまったのも大きな問題に(使い勝手などのインプレッションは、以下の関連記事にてまとめています)。

既に一部改良前のUXオーナー含むレクサスユーザーからの不満も多く、「レクサスは今後、ディスプレイやインテリア、UIなどで競合に立ち向かえるのだろうか…」という不安が出てくるほど(シンプルでクリーンではあるものの…寂しくも物足りない感が強い)。

そういったことも含め、レクサスは今後のOTAアップデート等を駆使して、より使い勝手の良いディスプレイオーディオやUIを開発してほしい所ですが、今のままだと競合と同じ土俵に立つことは難しいのではないかと考えています。


レクサスにとっての使いやすさの基準・判断が難しい

ちなみにこちらは、新型NXのタイヤ空気圧のアニメーションになりますが、14インチという巨大ディスプレイに対して、余白だらけのアニメーションを見ると「これがレクサスの本気なのだろうか」「なぜこのデザインがトヨタ/レクサス内の会議等でOKが出たのだろうか」と思う程。

これまでは、運転席のインストルメントクラスター内にて簡単にチェックできたタイヤ空気圧ですが、わざわざディスプレイオーディオに移行したことで「即座に確認できない」「気軽に見れない」「タイヤ空気圧の見方が分からない」「走行中に操作できない」といった様々な問題があるため、そう考えると「先代NXの方が断然良かった」と思えるところも多数。

レクサスとしては、「全ての情報をディスプレイオーディオに集約することでタブレット感覚に…」という意味合いがあるのだと予想しますが、それはあくまでも「あったら良いなぁ」というものであり、本当にユーザーが求めているものではない可能性もあるため、改めてディスプレイオーディオの使い勝手を改善してほしい所です。

新型NXが1,000万円に迫る金額で転売中?

最後は新型NX絡みになりますが、NX350h F SPORT(4WD)が中古車サイト・カーセンサーにて出品されており、その中古価格が960万円(税込み)/総支払額が980万円という金額に。

F SPORT PARTSのフルエアロ付きとなるため、新車総額でも800万円以上になるとは思うものの、それでも中古価格で980万円はかなり高額。

昨今の諸事情による部品供給不足や、半導体の供給不足の影響により長納期化している新型NXですが、今後も納期が短縮される可能性は限りなく低いですし、そういったなかでのこの金額は「やり過ぎ」。

果たして購入するユーザーが現れるのか気になるところですが、これまで登場してきた新型NXの中古車も次々売れていましたし、「時間をお金で買う」というユーザーは複数存在するのかもしれません。

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