さすがのレクサスも激怒しそう…中国・奇瑞汽車がスピンドルグリルをパクった?新型Arrizo 5GTを世界初公開!L字型LEDデイライトもレクサスそっくりだ…
中国Landwindが、ジャガー・ランドローバーに訴えられて敗訴した背景も
こちらがそのLandwind X7。
イギリスの自動車メーカーであるランドローバー・レンジローバーイヴォーク(Land Rover Range Rover Evoque)をパクったことでも非常に有名で、これを知ったランドローバーが激怒→訴訟問題にまで発展しました。
しかしながら、この法的措置に対して中国・地方裁判所は、ジャガーランドローバーの主張を認めないと判断し、「イヴォークのコピー車は合法」となってしまいました。
もちろん、ジャガーランドローバーはこれで諦めるわけにはいかず、「敗訴すれば我が社だけでなく他の自動車メーカーも同じ被害を受けてしまう」と考え上訴することに。
そして最終的に、北京裁判所が「Landwind X7は、レンジローバーイヴォークのコピー(パクリモデル)である」という判断を下したことで、ジャガーランドローバーは勝訴することとなりました(その後Landwind X7は即生産停止に追い込まれ、賠償金の支払いも命じられている)。
どんなことがあってもパクリが消えることは無い中国車
改め今回公開された新型Arrizo 5 GTを見ていきましょう。
歴史的な快挙で生産停止・賠償金の支払い命令があったにも関わらず、それに屈することなく堂々とコピーしてしまった奇瑞汽車は中々の鋼メンタル。
フロントエンブレムを隠したらレクサスと勘違いしそうですし、日本でも何かと流行っている”L”エンブレムを移植したカスタムモデルとして流行りそう。
なおArrizo 5 Plusと差別化するために”GT”バッジを貼付。
リヤビューはこんな感じ。
さすがにリヤテールランプまでL字型ではなさそうですが、アンダー部分にL字を連ねたブレーキランプ?っぽいものが確認できますね。
そしてリヤロアバンパーには、両サイド2本出しのエキゾーストパイプがインストールされたカーボンファイバーパーツを装着。
やはりハイパフォーマンスモデルということもあり、軽量化と差別化を図る意味でコストをかけているのだと思いますが、イメージとしてはIS F/RC F/GS F辺りでしょうか。
なお足元には、17インチのデュアル5スポークアルミホイール(Gitiタイヤを装着)とオレンジのブレーキキャリパーがインストールされていますが、メーカーオプション扱いなのか、それとも標準装備なのかは不明。
最後に気になるパワートレインですが、排気量1.6L 直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力197hp/最大トルク290Nmを発揮と、見た目の割には結構控え目。
トランスミッションは7速スピードウェットデュアルクラッチギアボックスのみを搭載し、0-100km/hの加速時間は6秒以下となっています。
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Reference:Autohome