化け物かよ…「0-100km/h加速2秒未満」のフォード・エレクトリックスーパーバンがFOSにて世界初公開!2,000馬力発揮で、V12エンジンを搭載したハイエースとはワケが違う【動画有】
引き続き、フォード・エレクトリックスーパーバンを見ていこう
引き続き、フォード・エレクトリックスーパーバンを見ていきましょう。
リヤクォータービューも中々にアグレッシブ。
アシッドグリーンのディテールアクセントが追加されたリヤディフューザーが確認できますが、一体どれだけのダウンフォース量を発生するのか気になるところですし、リヤウィングの造形もエクストリーム。
なお4基以上の電気モーター以外にも、50kWhの液冷バッテリーも搭載され、独自のビルドベースとなっているE-Transit Customの68kWhバッテリーもコンパクトであることから、トータルの軽量化にも貢献(急速充電だと僅か45分で充電可能)。
そしてピュアEVモデル特有の低重心化と、最適な重量配分を実現することができ、直線性だけでなくコーナリング性能も大幅に向上。
ブレーキング性能も高く、グッドウッドのような狭い道でも楽しめそうだ
サイドスカートには、レーシングスペシャリスト・スタードのロゴも貼付。
足もとにはマルチスポークタイプの鍛造アルミホイールが装着され、ブレーキディスクも巨大。
強烈な加速性能を誇るのであれば、それ以上にブレーキング性能も優れていないといつクラッシュしてもおかしくないですからね…
特に今回のようなグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの狭いコースとな絶妙なハンドリングとブレーキングが要求されますから、改めてバランスの重要性を訴える一台だと思われます。
なおフォード曰く、エレクトリックスーパーバンは、最近発表されたE-Transit Customをベースにしつつ、より前衛的なエクステリアを得るためにフロントスプリッターや筋肉質なサイドスカート、そして巨大リアディフューザーを備えたエアロパッケージで存在感をアピール(もちろん機能性も持たせている)。
アグレッシブなボディの下には、フロント・リアアクスルの両方にダブルウィッシュボーンセットアップを備えた改良型サスペンションをインストール。
それだけでなく、モータースポーツグレードのフロント・リアサブフレームと、レースカーの技術を盛り込んだブレーキシステムも採用。
インテリアはスパルタンなのに、どこか先進的
インテリアはかなりスパルタン。
フルバケットシートやフルロールケージに加え、大型ディスプレイを備えたフォード最新のSYNC4インフォテインメントシステムが搭載されるなど、この辺りの先進性や見た目とのギャップ、そしてシュールな光景はフォードらしいところ。
ポートレート指向のタッチスクリーンは、ロード/トラック/ドラッグ/ドリフト/ラリーの5つの選択可能なドライブモードが提供されています。
この他にも、興味深いことにユーモラスに呼ばれるタイヤクリーニングモードも設定され、起動すると基本的にバーンアウトモードのように機能し、一方のアクスルを完全に制動しながら、もう一方のアクスルを回転させることで、フォードはタイヤを「あたためる」ために追加したと言っていますが、これを搭載した目的はドラッグレース用以外は考えられないでしょうね。
【Von Pachfurth nach Goodwood: Ford Pro Electric SuperVan – Weltpremiere beim Festival of Speed】
【Ford Pro Electric SuperVan: Technology and Design | Ford UK】
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Reference:motor1.com