えっ、どゆこと?フェラーリ新型ローマスパイダーと思われる開発車両が初スパイショット!更にランボにそっくりと話題アリエノ新型ウヌムが世界初公開

ブルガリアの新興メーカーがランボルギーニ・ウラカンにそっくりなピュアEVハイパーカー・新型ウヌムを発表!

続いては、ブルガリアのスタートアップ企業アリエノが開発中の新世代ピュアEVハイパーカー・新型ウヌム(Alieno New Unum)のティーザー画像を世界初公開しました。

アリエノといえば、以前ランボルギーニ・ウラカン(Lamborghini Huracan)に酷似したピュアEVハイパーカーを発表したことで話題となりましたが、まだまだ市販化の目途は立っておらず、しかし具体的なスペックや価格帯は明らかになっているようです。

なお今回発表されたモデルは、以前アリエノが公開したアルカナムとは異なる第二のプロダクトモデルだそうで、「最大24個の電気モーターと複数のエアスラスターを採用することにより、最高時速584km/hにまで到達する」といわれています。


確かに見た目はランボルギーニ・ウラカンっぽいな…

こちらが今回発表された新型ウヌムのエクステリア。

見る限りランボルギーニ・ウラカンにそっくりな顔つきですが、アルカナムとは大きく異なるスペックを持ち、しかしプラットフォームは共有しているとのこと。

何とも奇妙且つ不気味な存在感を持つウヌムですが、ボディには無数の折り目やインテーク、奇妙な外観のエアロコンポーネントが存在する一方で、基本的な機能(Aピラーなど)がないため、パッと見た感じとしてはデザイナーのイメージレンダリングにも見えたり。

しかしながら、アリエノのチーフデザインオフィサーであるEncho Enchev氏によれば、「このモデルは将来的に市販化を想定していて、エイリアンのSF映画Xenomorphの女王、バットモービル、昆虫、甲殻類からインスピレーションを得ることで圧倒的な存在感をもたらすことになるだろう」とコメント。

リヤビューも戦闘機のようなエクストリームな仕上がりで、ランボルギーニ・ヴェネーノ(Veneno)を彷彿とさせるような非現実的なデザインにも見えますが、本モデルの大きな特徴はパワートレインにあるそうで、「電気で駆動および制御される”The Heavenly Founder(THF)”」と「電気および空気で駆動および制御されるTRS(ロケットサクセサ)です」をラインナップするとのこと。

エントリーグレードでも最高出力2,610馬力、最上位グレードは5,221馬力を発揮

色々気になる要素多めですが、以,下のスペックを持つグレードを展開するとのことで、その内容はデヴェルシックスティーン(Devel Sixteen)をも凌駕するレベル。

◇RP2グレード:システム総出力2,610hp

◇RP3グレード:システム総出力3,481hp

◇RP4グレード:システム総出力4,351hp

◇RP5グレード:システム総出力5,221hp/システムトルク8,880Nm

アリエノ曰く、グレードにもよりますが、オーダーしてから納車されるまでの期間は18か月~30か月かかるとのことで、価格帯も以下の内容で販売するそうです。

◇THF:1,800,000ユーロ~2,700,000ユーロ(日本円に換算して約2.47億円~約3.71億円)

◇TRS:3,000,000ユーロ~4,500,000ユーロ(日本円に換算して約4.12億円~約6.18億円)

まだ生産・販売実績のないスタートアップ企業ですが、果たしてこの金額で購入するユーザーが存在するのか、仮に受注を受け付けたとして現実的に生産できるのか注目したいところです。

新興メーカー関連記事

Reference:CARSCOOPS①