猛暑日&エアコンフル稼働でも燃費好調!フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヴォクシーで往復500kmインプレッション。「ドライビングサポートの精度」や「後席モニターの振動」もチェック

引き続き、トヨタ新型ヴォクシー・ハイブリッドでの高速道路インプレッション!

トヨタのドライビングサポート・アドバンストドライブの精度は?

続いては、トヨタ新型ヴォクシー・ハイブリッドS-Z(2WD)のドライビングサポート・アドバンストドライブについて。

活用する場面が意外と少なかったアドバンストドライブですが、本来の目的は「渋滞時支援で高速道路・自動車専用道路走行時の運転負荷を軽減」するというものですが、今回のようなアクセルON/OFFが多く見られた高速道路にて活用してみたところ、前車との車間距離の調整、ナチュラルなブレーキング、そして前車が加速してから追従する際のレーダークルーズの組合せとしては大きな違和感は無し。

特にブレーキングに関しては、車間距離の広がり具合でブレーキングの強度をナチュラル且つシームレスに調整してくれるところは、「トヨタの予防安全装備もかなり進化したなぁ」と実感するところでもあります。

ただその一方で、少しRの大きいコーナーでレーントレーシングアシスト(LTA)を活用すると、イン側ではなく、少し外側に膨れるようなラインで通過していくため、この点は少し気になるところ。

おそらく自動車専用道路の対面通行や、(仮に)大通りの一般道で活用する際、反対車線の車とすれ違う際に接触を避けるための配慮?だと予想され、この辺りは「不安」というよりも「慣れ」の問題なのかもしれません。

そう考えると、アドバンストドライブを含めたドライビングサポート機能としての精度は非常に高いと考えています。


新型ヴォクシーの14インチ有機EL後席モニターの振動について

そして今回の長距離インプレッションで個人的にもう一つ注目していたのが、トヨタディーラーオプションとなる後席14インチ有機ELモニターの「振動」について。

今回は約90%が高速道路走行で、走行中は子供もDVD鑑賞のためリヤモニターを常にオープンにしていたのですが、一部環状線の道路の轍が目立つところを走っていたところ、走行中の振動がシートやステアリングだけでなく、リヤモニターまで伝わっていたようで、「ガタガタガタ…」と音がしていたのが印象的でした。

音量が大きくなるような盛り上がるシーンだと、振動もあまり気にならないのですが、序盤の静かなシーンだと、振動が伝わって「何かカタカタいってるな…」と感じてしまうのが正直なところ。

やはり吊り下げるような構造となる以上、どうしても振動は付き物なのですが、あくまで比較のためにホンダ新型ステップワゴン(Honda New STEPWGN)の15.6インチ後席モニターだと、こういった振動はほとんど聞こえないため、そういった意味では子供からの評判も高いのはステップワゴンとなっています。

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