【今までありがとう】スズキ3代目ジムニーがブラジルにて生産・販売終了へ。販売期間は何と24年、実は4代目の新型ジムニーシエラと共に併売していた
ブラジルでは新型ジムニーシエラをベースにした限定100台のみの特別仕様車が発表されたばかり
前回のブログでは、ブラジル市場向けとしても販売されているスズキのクロカンモデルとなる新型ジムニーシエラ(Suzuki New Jimny Sierra)をベースに、ブラジル限定100台のみとなる特別仕様車ジムニーシエラ”4スポーツ・リミテッドエディション(4 Sport Limited Edition)”が発表・発売されたことを紹介しました。
そして今回、同じブラジル市場向けとして販売を継続していた先代(3代目)ジムニーの生産・販売を終了したことも明らかとなりました。
もともと安価且つ代替品として併売されていた先代ジムニーですが、今回の生産・販売終了に関する公式プレスリリースより、今後は新型(4代目)のみでのラインナップとなります。
海外でのジムニー熱も相当なようだが、今回の生産・販売終了は非常に残念
そもそも先代と共に併売していたことも驚きですが、本モデルは1997年に導入された後、複数回のマイナーチェンジ/フェイスリフトによって商品力を高め、2018年までラダーフレーム構造の良さとオフロードでのアクティブな走りを提供してきました。
ブラジルでは、2022年までの約24年間生産・販売を続けてきて、最初はアナポリス工場にて生産を開始、その後カタラオ工場に移管し生産を継続してきました。
なぜこのタイミングで生産終了となったのか?
「需要がある限り、このまま生産を続けても良かったのに…」と思うのが正直なところですが、今回正式に3代目ジムニーが生産終了となる理由は、旧型の排気量1.3L 直列4気筒自然吸気エンジンの高価なアップグレードと、最新の電子システムの追加が必要となる新しい規制が設けられたことがきっかけなのだそう。
このような投資は、25年前の設計に基づく少量生産の車両にはメリットがなく、スズキは旧型ジムニーをブラジルのラインナップから外すことを決定しました。
これにより、新しい輸入モデルが2023年に到着するまで、新型ジムニーシエラがローカルレンジの唯一のメンバーとして販売されることになっています。
時代の変化に伴い、旧型の生産・販売が難しくなってきたが故の決断だと思われますが、それでも2022年までの約24年間も生産を継続してきたスズキは素晴らしく、一方で新型(4代目)と併売していたのも知らなかっただけに、今回のプレスリリースは色んな意味で衝撃的な内容だと考えています。