【世界限定99台のみ】ブガッティ新型W16ミストラルが世界初公開!シロンSS300+のオープン版で1,600馬力を発揮!価格は約6.8億円で日本にも納車予定か

ブガッティ・シロンシリーズとしては最初で最後のオープンモデル?

ちなみにブガッティのオープンモデルといえば、2015年に発表・発売されたヴェイロングランスポーツヴィテッセ(Veyron Grand Sport Vitesse)以来7年ぶりで、更にシロンシリーズとしては全く初めてのロードスターモデルとなります。

先述にもある通り、このモデルは世界限定99台のみ販売される予定で、デリバリースタートは2024年初頭を予定していますが、日本人オーナーが購入したかどうかまでは不明です。

エンジンスペックはシロンスーパースポーツ300+がベース

気になるパワートレインですが、こちらも先述にある通り、シロンスーパースポーツ300+がベースになっているため、排気量8.0L W型16気筒クワッドターボエンジンを搭載し、最高出力1,600ps/最大トルク1,600Nmを発揮。

そしてブガッティの空力専門家により、オープンモデルでも最高時速490.5キロに到達できるよう特別に設計変更されているとのことですが、実際にオープン仕様でもその速度に到達できるかどうかは明確になっていない模様。

なおエンジンとプラットフォームはシロンがベースになっていて、オープンスタイルのデザインは、1934年に登場したタイプ57ロードスター・グランドレイド(Type 57 Roadster Grand Raid)からインスピレーションを受けているとのことですが、どことなくマセラティのオープンスポーツモデルとなるMC20チェロ(Maserati MC20 Cielo)にも似ていたり…。


新型W16ミストラルのインテリアはこうなっている

続いてインテリアも見ていきましょう。

エクステリアに比べると、インテリアはシロンとそこまで大きく変化は無いように感じられますね。

ダッシュボードやインテリアの付属品、レイアウトはほとんどがシロンから流用されているものと考えられ、更にブガッティ特有ともいえる「シロンの材料品質は世界基準を設定」しており、プラスチックを使用するようなところには、ビレットアルミニウムやチタンを使用。

そして、これまでの先代モデルに敬意を表して、新型W16ミストラルはウッド素材や前世紀の初めにエットーレの兄であるレンブラントによって作成された「踊る象(Dancing Elephant)」の彫刻を含む琥珀のインサートを採用しています。

ブガッティ・シロンシリーズとしては最初で最後となるかもしれないオープンモデルで、W型16気筒クワッドターボシリーズ最後を締めくくるかもしれない新型W16ミストラルですが、そのデザインは賛否あれども、利益優先ではなく「こんなモデルが有ったら良いな」と夢の車を作り続けるブガッティの揺るぎない信念には毎回驚かされるばかりです。

ブガッティ関連記事

Reference:CARSCOOPS