フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヴォクシーが納車されて5か月が経過!改めて賛否分かれるデザインはどう?「見慣れてきた」というよりも「飽きない斬新さと奇抜さ」がある

新型ノア/ヴォクシーが発表・発売されて7か月以上が経過し、フロントマスクの印象も変化してきたように感じられるが

さてさて、2022年3月に私に納車されて5か月以上が経過したトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z[2WD]。

基本的には長距離移動&家族旅行用として購入した一台ですが、走行距離も気が付けば4,000kmを突破。

秋頃には往復1,000km近くの大移動も控えているため、おそらく2022年内には6,000km~7,000kmに到達するのではないかと予想されますが、それだけ使い勝手も家族からの評判も非常に良い一台なんですね。

新世代TNGAプラットフォームを採用したこともあり、先代80系に比べて高速道路での走行安定性は飛躍的に向上しましたし、後方からの突き上げは少々気になるものの、これも先代に比べると減衰性の向上含めて大幅に改善されています。

そんな納車後5か月以上が経過した新型ヴォクシーですが、改めてエクステリアをチェックし、発表・発売当初にSNSにて散々酷評されていたフロントマスクの仕上がりなども見ていきたいと思います。


改めて新型ヴォクシーのフロントマスクってどう?

まずは新型ヴォクシーのフロントマスクからチェックしていきましょう。

発表当初何かと批判的な感想が多かった大口タイプのフロントグリルと、水平基調のグリルパターン、そしてダミータイプのサイドメッシュグリルですが、恐らくボディカラーの影響もあるとは思いますが、新色のグリッターブラックガラスフレークとの一体感もあり、個人的には「エネルギッシュでカッコいい」デザインだと考えています。

もちろん、デザインの好みは人それぞれなので、「カッコいい」「カッコ良くない」という意見に分かれるのは当然だと思いますし、発売されて7か月が経過した今でも「このデザインは受け入れられない」という方も多いと思います。

ただ、公道にて頻繁的に目撃するようになってからは、ようやく街並みに馴染んできたデザインという印象もあり、発表当初の批判の嵐に比べると大分落ち着いたようにも感じられます。

メッキ加飾のグリルモールは縦長なミニバンに見せないための視覚的効果?

口角を上げたようなメッキ加飾グリルモールのデザインが「プレデターみたい」と揶揄されていましたが、これも新型ヴォクシーを真正面から見たときに、できるだけ縦長に見せないように工夫した視覚的な効果だと思われ、メッキ加飾の有無で目線を下側に集中させるところもトヨタの上手いところ。

っというのも、カローラクロス(Corolla Cross)や新型クラウン(New Crown)のように、下部に視点を集中させるような大口タイプのキーンルックグリルが設けられているわけではないため、新型ヴォクシーの場合はどちらかというスクエア型のグリルを設けていますから、ボディ全体とグリルのバランス、そしてメッキ加飾モールのバランスを調整するのは非常に難しかったのではないかと予想。

今思うと、こういった奇抜なデザイン言語も様々な理由があって採用されたのだと考えられますし、「見慣れてきた」というよりかは、「飽き飽きしない」「いつ見ても斬新で新鮮な感じに思える」デザインだと考えています。

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