フルモデルチェンジ版・レクサス新型RXの実車レビュー続々！今度は非F SPORT＆売れ線のRX350hインプレッション…やっぱりドライブモードダイヤルの廃止は色々と課題が残りそう

2022-08-31

引き続き、レクサス新型RX350hの内外装をチェックしていこう

そしてこちらは、レクサス新型RX350hのサイドウィンドウ。

画像を拝見する限りだと、LSのようなフラッシュサーフェスウィンドウではなく、ピラーと段差が設けられたスタンダードなサイドウィンドウといったところ。

この点は今回のフルモデルチェンジでちょっと期待したところではありましたが、新型LX600でも採用されなかったことを考えると、新型RXでも採用されないのは致し方ないところ。

ただアウタードアハンドルのeラッチシステムは、新型NX同様に採用されているため、襖を開けるかのようなワンモーションスタイルは、今後のレクサスの基本設定になるかもしれません。

リヤテールランプ周りも新型NX／LX600と共通＆差別化

そしてこちらはリヤテールランプ周り。

レクサスの”L”マークエンブレムを廃止とし、新たなるアイコンとなるであろう”LEXUS”のレタリングバッジですが、この点は新型NXやLX600とは異なり、カラードボディに貼付するのではなく、バックドアガーニッシュ(ブラック)に貼付し、更にテールの真上というのもポイント。

一文字テールランプと”LEXUS”のレタリングバッジで親和性を得るという狙いはもちろんですが、テールランプの真下にするとNX／LXとテイストが全く同じになってしまうこと、そしてテールランプの直下だと”LEXUS”のレタリングバッジを貼付するスペースが得られないことから、おそらく真上に貼付したのではないかと推測。

新型RX350hのインテリアもチェックしていこう

続いて後席スペースですが、前回は確認できませんでしたが、どうやらRX350hではリヤシート用の電動パワーリクライニング機能が設けられているようですね。

リクライニングの角度としてはこんな感じ。

新型NXでは採用されなかった魅力的な装備の一つですし、後席の快適性も更に増しそうです(シンプルに羨ましい)。

コックピット周りは色々と課題が残りそうだ

そしてこちらはコックピット周り。

基本的には新型NXからの流用となりますが、アドバンスドドライブ機能が追加される一方で、ドライブモードセレクターダイヤルは廃止となり、ディスプレイオーディオ上もしくは、ヘッドアップディスプレイにて設定することに。

個人的にドライブモードセレクターは、走行中に直感的にモード変更するための、いわば「気分転換」のようなものと考えているため、これをディスプレイオーディオ経由だったりヘッドアップディスプレイ上に表示されるタッチトレーサーに割り当てるのは「ちょっと違うんじゃないか…」とも思たり。

おそらくレクサスとしては、TAZUNAコンセプトの名のもとに、ステアリング操作しながらでも「ステアリングから手を離さずともドライブモード切替ができる」ということを売りにしたいのだと考えられ、しかしその一方でタッチトレーサーに割り当てたら「他のモードの割り当てができなくなる」「タッチ感度が悪い」といったデメリットもあるため、この点は今後のユーザーの声をフィードバック→マイナーチェンジなどで改良していくのではないかと考えられます(さすがにランボルギーニのアニマや、フェラーリのマネッティーノっぽいレーシング志向の切り替えはしてこないと思いますが…)。

参考までに、ステアリングスイッチの操作が全く反応しない例も動画にて公開しています(予防安全装備のON／OFF切り替えもできないこともあるため、この点は早急に改善してほしいところです)。