スズキ・キャリィや日産NT100クリッパー等に4万台超えの大量リコール!更にアウディA8/S8やダイハツ・ハイゼットなどにも多数の不具合アリ
最悪の場合、エンジン始動不能もしくは走行中にエンストの恐れアリ
スズキ・キャリイ/日産NT100クリッパー/マツダ・スクラム/三菱ミニキャブの4車種・計41,919台に大量リコール。
不具合内容としては、エンジンコントローラにおいて、IC(集積回路)の製造管理が不適切なため、使用過程においてIC内部で断線し、エンジン始動不能や走行中にエンストするおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、既に63件の不具合が発生しており、市場からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][スズキ・キャリイ]
・EBD-DA16T/DA16T-250568~DA16T-289610/平成 27 年 10 月 6 日~平成 28 年 6 月 15 日/31,276台[日産NT100クリッパー]
・EBD-DR16T/DR16T-241488~DR16T-248593/平成 27 年 10 月 6 日~平成 28 年 6 月 8 日/5,997台[マツダ・スクラム]
・EBD-DG16T/DG16T-240445~DG16T-242485/平成 27 年 10 月 6 日~平成 28 年 6 月 8 日/1,707台[三菱ミニキャブ]
・EBD-DS16T/DS16T-241309~DS16T-244848/平成 27 年 10 月 6 日~平成 28 年 6 月 8 日/2,939台
改善対策としては、全車両、エンジンコントローラの製造ロット番号を確認し、該当するものはエンジンコントローラを良品と交換するリコール作業を実施するとのことです。
最悪の場合、エンジンの出力低下やエンジン停止の恐れあり
続いて、アウディS6/S7/S8等の9車種・計3,209台にリコール。
不具合内容としては、ターボチャージャーへのオイル供給ラインに取り付けられているオイルストレーナーにおいて、当該ストレーナーのメッシュサイズが小さすぎるため、オイルストレーナーにオイルの沈殿物が付着することがあるとのこと。
長期間、車両を使用することにより沈殿物が増加すると、オイルストレーナーがつまり、ターボチャージャーへ十分なオイルを供給できなくなり、最悪の場合、エンジンの出力低下やエンジンが停止するおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、既に5件の不具合が発生しており、市場からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][S6/S6アバント]
・ABA-4GCEUA/WAUZZZ4G0DN026452~WAUZZZ4GXEN201078/平成24年7月30日~平成27年1月8日/328台・ABA-4GCTGA/WAUZZZ4G0GN043112~WAUZZZ4GXHN114916/平成27年7月15日~平成29年5月13日/215台
[S7スポーツバック]
・ABA-4GCEUL/WAUZZZ4G0DN024393~WAUZZZ4GXEN209911/平成24年7月20日~平成27年2月5日/306台・ABA-4GCTGL/WAUZZZ4G0GN004021~WAUZZZ4GXHN100594/平成27年3月9日~平成29年5月17日/188台
[RS7スポーツバック]
・ABA-4GCRDC/WUAZZZ4G0EN901388~WUAZZZ4GXEN905870/平成25年10月19日~平成27年3月9日/147台・ABA-4GCWUC/WUAZZZ4G0GN900017~WUAZZZ4GXHN903332/平成27年3月18日~平成29年5月6日/141台
[RS6アバント]
・ABA-4GCRDS/WUAZZZ4G0EN901083~WUAZZZ4GXEN906291/平成25年8月28日~平成27年1月8日/180台・ABA-4GCWUS/WUAZZZ4G0GN901345~WUAZZZ4GXHN904156/平成27年7月22日~平成29年5月13日/157台
[A8 4.0Tq]
・ABA-4HCEUF/WAUZZZ4H0DN009806~WAUZZZ4HXDN040822/平成24年8月28日~平成25年12月3日/198台・ABA-4HCTGF/WAUZZZ4H0EN008575~WAUZZZ4HXHN018504/平成25年12月13日~平成29年5月17日/626台
[A8L 4.0Tq]
・ABA-4HCEUL/WAUZZZ4H0DN009658~WAUZZZ4HXDN039203/平成24年8月28日~平成25年10月23日/62台・ABA-4HCTGL/WAUZZZ4H0EN013436~WAUZZZ4HXHN000584/平成25年12月31日~平成29年5月13日/105台
[S8]
・ABA-4HCGTF/WAUZZZ4H0DN009160~WAUZZZ4HXDN037922/平成24年7月27日~平成25年12月13日/217台・ABA-4HCTFF/WAUZZZ4H0EN015641~WAUZZZ4HXGN007680/平成26年3月19日~平成27年12月16日/228台
[S8 Plus]
・ABA-4HDDTF/WUAZZZ4H0GN900558~WUAZZZ4HXHN901301/平成28年4月5日~平成29年5月17日/111台
改善措置としては、全車両、当該オイルストレーナーを対策品と交換する。また、ターボチャージャーを点検し、必要であれば新品と交換するリコール作業を実施するとのことです。