【気になるポイントも…】トヨタ新型センチュリー級の派生SUVが2023年にデビューとの噂。ロールスロイス・カリナンを競合にし国産SUVでは過去最高額になる？

2022-09-23

トヨタが新型センチュリー級の派生SUVで気になるところも多数

現時点で、国産SUVで最も高額なのはレクサス新型LX600 EXECUTIVEの1,800万円(税込み)ですが、価格帯もセンチュリー級ということであれば2,000万円以上となることも予想されますし、何よりも競合モデルがロールスロイス・カリナン(Rolls-Royce Cullinan)ともなれば、車両本体価格だけで4,000万円近くにまで跳ね上がることも考えられそう。

とはいえ、国産SUVモデルでロールスロイス・カリナンに匹敵するパフォーマンスやラグジュアリー性で対抗するには限界があります。

トヨタは「日本の伝統技術」で勝負？

おそらくトヨタが勝負してくるのは「伝統的な和の技術」だと考えられ、例えばレクサスLSにも採用されている切子ガラス細工のオーナメントパネルや、プラチナ箔と西陣織など、古くから伝わる日本の伝統技術を盛り込むことで、ロールスロイスなどのラグジュアリーブランドには無い個性を全面的に推しだしてくるのではないかと予想されます。

競合のロールスロイスは、ユーザーのリクエストに対応するフレキシブル性が売り

とはいえ、トヨタ／レクサスとロールスロイスとの決定的な違いは、顧客の要望を最大限に受け付けることが可能なインディヴィジュアルシステムを取り入れていることや、オーナメントパネルの一つ一つに徹底的した拘りや歩留まりを考慮しない素材を採用してくることだと思いますし、最近でいえば実業家である前澤友作氏にも、世界に一台しか存在しないファントムオリベ(織部焼)が納車されましたが、このモデルも日本では太刀打ちできないフレキシブル性とオーナーの要望に対応したスペシャリティモデルとなっています。

ファントムオリベは唯一無二のワンオフモデル

こちらが前澤友作氏に納車されたファントムオリベですが、フロントシート以外の本革にはオールエルメスが採用され(しかも世界初)、内ドアに設けられたスピーカーもウッドから切り抜いたオリジナル。

前澤友作氏曰く、ノーマルのファントムだけであれば8,000万円ぐらいで購入可能とのことですが、エルメスとの共同開発で実現し、更に世界に一色しか存在しない織部グリーンを採用したワンオフモデルだと約3億円にもなるとのことですから、「お金を積み上げれば自分だけの車が作れる」という絶対的な付加価値はトヨタ／レクサスには無いポイントですから、この差をセンチュリー級SUVがどのように埋めてくるのかが注目ポイントだと思うんですね。