(2023年)ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(RZ34)の9速AT不具合について販売店にも確認してみた！6速MTの出荷日も一部早まっている？
やはり今回の問題を受けて販売店にも多くの問合せが入っているようだ
多くの海外メディアも取り上げている、日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)の9速ATモデルに関する不具合について。
これはあくまでもアメリカ市場向けの話になりますが、autoblog.comの報道によると、ジヤトコ製9速ATのパーキングロックが正常に作動せず、車が”P”レンジの停車状態であっても「車が勝手に動き出してしまう」というもので、既にアメリカでは販売停止命令並びに出荷保留命令が下されているとのこと。
https://creative311.com/?p=146906なおジヤトコ製9速ATを搭載するモデルは、新型フェアレディZだけでなく、北米市場向けとして販売されている新型フロンティア(Frontier)／タイタン(Titan)も同様で、おそらくリコールの対象になるであろう総数は20万台以上になることが予想されています。
2022年9月22日時点で日本市場向けに関するアナウンスは無いようだが…
ちなみに今回の9速ATモデルに関する不具合について、私がいつもお世話になっている日産ディーラーにも問合せしてみたところ、2022年9月22日時点で日産メーカー並びに販売本部からは、特に全国の販売店に向けてのアナウンスは無いとのこと。
既に2022年7月末時点で受注一旦停止となっている新型フェアレディZですが(受注再開時期も未定)、日産公式ホームページでも見積もりシミュレーションは作成不可能で、更に日産ディーラーでも見積もり作成はもちろんのこと、後付け可能なディーラーオプションの修正・作成などもできない状態になっています。
つまり新型フェアレディZに関する具体的な情報は、一般ユーザーだけでなく販売店のスタッフも中々確認することが難しい状況にあるわけですが、そういった中でアメリカ市場向けの9速ATに不具合アリ→販売停止命令＆出荷保留命令が下されているわけですから、納車待ちのユーザーからすると「日本向けは大丈夫なのだろうか？」と不安に思うのは普通。
私も9速ATモデルの新型フェアレディZを購入・契約済なので、今回の不具合が日本市場向けやオーストラリア市場向けも対象になるのであれば、場合によっては更に長納期化することだって考えられますからね。
https://creative311.com/?p=138221その一方で「納車される前に早い段階で不具合が確認できてよかった」と捉えることもできますから、工業製品で何かしら気になるポイントが出てくることが考えられるにしても、一人ひとりに安全で高品質な新型車が納車されることを祈るばかりです。