さすがにトヨタから訴えられそう…謎の中国メーカーSVHがフルモデルチェンジ版・新型タンドラの模倣品(パクリ?)を公開!その名はタンダー(Tundar)

SVH新型タンダーはこれだけでは終わらない

引き続き、中国SVHの新型タンダーのリヤビューもチェックしていきましょう。

潔さが感じられるレベルに酷似。

縦型基調のLED?テールランプはもちろんですが、リヤエンドのエンボス加工には”TUNDAR(タンダー)”。

アメリカ市場では最も売れているピックアップトラックの一つであり、最近ではアメリカで最も安全なトラック&リセール率の高い車としても選ばれていますが、この新型タンダーの安全性も気になるところ。

なおこのモデルに関しては、一部海外メディアも報じていて「まるでレゴブロックのようだ」「頑丈そうにも見えるが、衝突事故を起こしたらひとたまりも無さそうだ」といったコメントも。

ホイールサイズは軽自動車並みの13インチを標準装備

ちなみに新型タンダーの足元もチェックしていくと、何とホイールサイズは僅か13インチと軽自動車並み(本物の新型タンドラは18インチが標準)。

オフロード志向のタンドラとは対照的に、最低地上高は決して高くはなく、オンロードがメインだと考えられます。


インテリアはメルセデスベンツ似?

内装は非常にシンプルながらも、どこかメルセデスベンツのような垂直デザインやエアコンの吹き出し口を採用するなど、トヨタ以外にも他のメーカーからも色々と指摘を受けそうなデザイン。

ちなみに足元にはキルティングタイプの高級チックなフロアマットが装備され、ペダル類にも注目すると3ペダル(クラッチ/ブレーキ/アクセル)が設けられていることから、MTモデルであることは確か。

エンジンはいすゞ製の1リッターエンジン

そしてもう一つ気になるのがパワートレイン。

本物の新型タンドラだと、排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力389hp/最大トルク650Nmを発揮しますが、コピーモデルと疑わしきタンダーは、排気量1.0L いすゞ製小型自然吸気エンジンを搭載するそうで、おそらくエンジン出力やトルクもかなり低いものと予想されます(100km/hにも到達しないとか?)。

そして最も気になるのが価格帯ですが、どうやらアメリカ価格にすると6,000ドル(日本円に換算して約86万円)とのことで、既に受注を受け付けているとのことですが、果たしこのモデルを購入したいと考える中国ユーザーがいるのかも気になるところ。

とはいえ、SVHも一つの自動車メーカーである以上、闇雲に新型車を市販化するわけでもなさそうですし、中国でも何かしら需要があると見込んで発表したものと考えられますから、もしかすると「タンドラっぽいピックアップトラックが欲しい」という要望の下で開発が進められたのかもしれませんね。

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Reference:CARBUZZ