フェラーリ・カリフォルニアTのオーナーが2か月以上かけてアメリカを横断!その距離は何と「地球半周分」の2万キロ超え!V8モデルでもベスト燃費は13km/L

維持費や走行距離を気にして走りたくない!車は走らせてナンボ

先日、ポルシェ911ターボ(Porsche 911 Turbo, Type 930ターボ)を約40年間乗り続け、その走行距離は約130万km(800,000マイル)に迫る勢いまで来ていることをお伝えしましたが、今回はフェラーリ・カリフォルニアT(Ferrari California T)でアメリカ横断する男性が大きな話題となっています。

ウィル・ラリシア(Will LaRiccia)という男性がカリフォルニアTのオーナーであり、フェラーリで定期的に長距離移動をすることが趣味とのことですが、彼によれば「フェラーリもそうでない車もみんな走らせてナンボ。維持費や走行距離、リセールを気にして車には乗りたくない。特にフェラーリは走らせることに意味がある」と語り、何と愛車のカリフォルニアTで2か月以上もかけて、アメリカを横断する旅に出かけたと云います。

アメリカ横断ともなると、一体どれだけの距離を走らせたのか?早速チェックしていきましょう。


その距離にして約21,000キロ(13,000マイル)!

こちらが今回、ウィル・ラリシアがアメリカを横断したという衝撃的なルート。

メキシコのティファナやアメリカ・カリフォルニアのぺブルビーチ、ヒューストン、ラスベガス、シアトル、そしてカナダ・バンクーバーを含めての総走行距離は驚きの20,668km(12,843マイル)。

ちなみに地球1周分が約4万kmになるため、その内の半分の距離を2か月以上かけて走り続けたことになります。

約2か月ほどで20,668km走らせたとなると、1ヶ月で約1万kmという計算になるわけですが(1か月が30日だと考えて、1日あたり333km走ったことに…)、私も以前所有していたレクサスCT200h F SPORTも、3年間で約17万km走らせましたが、それを月換算にすると約4,700kmになるため、それよりも更に2倍以上走らせている計算になります。

おまけにカリフォルニアTともなれば、どんなに長距離向けのグランドツーリングモデルといえど、V8モデルである以上燃費は決して良いわけではありませんし、その給油頻度も相当な回数を重ねたのではないかと思います(トータルのガソリン代が気になる…)。

車は「見て飾るもの」ではない、「走らせる」のが車だ

ただどんなに距離を伸ばそうとも、どんなに維持費がかかろうとも、彼にとってフェラーリ・カリフォルニアTは「見て飾るもの」ではなく「走らせる」ための車であり、大事な愛車・相棒でもあるため、今回のアメリカ横断の旅は一生の思い出になったそうです。

なおウィル・ラリシアは、常に”今生きること”を大事にしていて、今回のアメリカ横断の旅も”いつ自分が車で走れなくなるかわからない。いつ消えてしまってもおかしくない”からこそ、思い立ってすぐに行動に移したそうです。

長い旅から帰ってきた彼は、「たくさんの素晴らしい思い出を車と共に過ごすことができ楽しむことができてとても幸運だった」と語り、この日のために車内に持ち込める用のスーツケースやバックパック2つ、カメラバッグ、キャンプ用品、ゴルフクラブなども収納していたそうです(一体どうやって積んだのだろう…)。

2ページ目:約2万km走らせての平均燃費やベスト燃費も!