トヨタ新型GR86のチーフエンジニアが言及「これ以上のGRモデル追加計画は今のところ無い」。あわせて新型GR86の早期生産終了説がカーメディアからも浮上?

今思うとGRカローラを除くGRモデルをカタログモデルとして購入できたことは奇跡なのかもしれない

トヨタが2022年10月までにラインナップしてきたハイパフォーマンススポーツブランドGRモデルといえば、新型GRスープラ(Toyota  New GR Supra)/GRヤリス(New GR Yaris)/GR86が挙げられ、2022年冬頃より新型GRカローラ(New GR Corolla)の抽選申し込みがスタート予定となっています。

特に先に挙げた3車種に関しては、一部の特別仕様車を除いて期間限定でも台数限定でもないカタログモデルでしたが、2022年に入ってから昨今の諸事情による部品供給不足や半導体の供給不足が影響し、長納期且つ即受注停止となるため、ある意味期間限定モデルとなってしまいました。

そして2022年末に発売が期待されていた新型GRカローラに関しても、当初は標準グレードRZがカタログモデルで台数限定の設定無し、5ドア&2シーターの特別仕様車モリゾウエディションは、台数限定&抽選販売を予定していましたが、結果的に両グレード共に生産上の理由で台数限定&抽選販売となることが決定しました。

そう考えると、GRスープラ/GRヤリス/GR86が部品供給困難となる前に購入できた時代は奇跡的だったとも考えられるのですが、こうして日々GRモデルが注目されるなか、トヨタ新型GR86のチーフエンジニアのインタビューが大きな注目を集めています。


トヨタ・チーフエンジニア「これ以上のGRモデルがラインナップされることは無い」

オーストラリアカーメディアDriveの報道によると、トヨタ新型GR86のチーフエンジニアである末澤康典 氏とのインタビューにて「現在利用可能なモデル以外のGRモデル追加は計画されていない」とコメントしていて、何かと話題になっていた新型クラウンクロスオーバー(New Crown Crossover)やカムリ(Camry)、ハリアー(New Harrier)、RAV4などのGR版は登場予定がないことも明らかにしています。

これはあくまでもGRモデルであり、いわゆるヴィジュアル重視のGR SPORTグレードを追加しないという意味合いではないため、ちょっと解釈が難しいところもありますが、少なからずGR86/GRスープラといったエクストリームなスポーツモデルが拡大する計画はないとのことなので、一旦は2022年末に発表される新型GRカローラで節目を迎えることになるのかもしれません。

あのトラブルが無ければ2022年央頃に発売予定だったbZ4X GR SPORT

そしてトヨタといえば、次なるGR SPORTグレード&初のピュアEVモデルとして新型bZ4X GR SPORTが2022年央頃に発表・発売予定でしたが、こちらは昨今賑わせているハブボルト締結問題やeAxelの不具合・リコールにより、計画が一旦ストップしているとのこと。

おそらく諸々の不具合が解消次第、将来的にGR SPORTも発売される可能性がありますが、先述の通りGR bZ4XといったピュアEV初のハイパフォーマンスモデルがデビューする予定はないとのこと。

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