これは酷いな…(2023年)ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZをアメリカ正規ディーラーが法外な金額で転売!何と車両本体に+1,240万円上乗せする店舗も

特別仕様車でプレミア付とはいえ、約1,900万円もする新型フェアレディZはさすがに欲しいとは思えない…

続いては、アメリカ・ワシントン州のBellevue Nissanディーラーにて発生した日産の新型フェアレディZの悪質な転売ですが、こちらは特別仕様車Proto Specで、希望小売価格54,915ドル(日本円に換算して約800万円)。

新車価格だけでも十分高額なのですが、Bellevue Nissanでは、更にここから73,881ドル(日本円に換算して約1,076万円)ものマークアップを加味しているとのことで、この時点で新車価格以上のプレミア価値が付くことに。

これを合計すると128,796ドル(日本円に換算して約1,880万円)になるわけですが、なぜこれほどの金額を上乗せしたのかMarkups.orgが日産ディーラーに問い合わせしたところ、このディーラーの代表であるロメル氏は「この車は本当に誇りに思っている。だからこそ価値のある販売をしているが、そこまで売る気はない」と説明。

しかも73,881ドルのマークアップの前は、最大85,000ドル(日本円に換算して約1,240万円)上乗せしていたことも明らかとなり、アメリカ仕様の新型フェアレディZのエントリグレードSportが2台購入できるほどのプレミア価値がついていたそうです。


一方でアメリカの中古販売店では新車価格に近い金額にて販売しているようだ

この他にも、特別仕様車Proto Spceを販売している中古販売店もあったそうですが、そこでは新車価格以上の高額値で売るつもりはなく、新車価格とほぼ同じ金額で販売しているところもあるようです。

日本市場においても、既に目を疑うような金額にて販売されている新型フェアレディZがありますが、前回のブログでもお伝えの通り、基本的に新車購入してから半年間は転売・輸出が禁止とされているものの、法的な力があるわけではないため、今後もしかすると中古車市場に新車価格以上にて転売されるケースが増えてくるかもしれません。

決して歓迎されるような内容ではありませんが、まずは本当に欲しいユーザーのもとに納車されることを祈るばかりです。

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Reference:CARSCOOPS