オプションのカーボンリヤウィングだけで1,800万円!ランボルギーニ・シアンFKP37の実車を見てきた!僅か1回のサーキット走行で溝が無くなったフェラーリSF90スパイダーも

更にとんでもないスーパーカー/ハイパーカーも登場!

何と世界限定63台のみとなるランボルギーニ・シアンFKP37も参戦!

続いては、世界限定63台のみ販売されたランボルギーニ・シアンFKP37(Lamborghini New Sian FKP37)も参戦!

ランボルギーニとしては初めてとなるスーパーキャパシター技術を採用したマイルドハイブリッドモデルで、パワートレインもアヴェンタドールSVJ(Aventador SVJ)をベースにした排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載する億超えのハイパーカー。

車名の末尾ある”FKP37”は、2019年8月25日に亡くなったフォルクスワーゲングループのフェルディナント・カール・ピエヒ会長のイニシャルが由来となっていて、”37”は同氏の出生年となる1937年を意味し、経営危機に陥っていたランボルギーニを1999年にアウディが買収し、救ってくれた事への感謝の意味が込められているといわれています。

オーナーさんはケーニグセグ・レゲーラやレーシングカーなども所有するスペシャルコレクター

ちなみにこのモデルを所有するオーナーさんともお話をさせていただきましたが、以前滋賀県にて開催されたNCCR 2022にて、世界限定80台のみ販売されたケーニグセグ・レゲーラ(Koenigsegg Regera)を所有するオーナーと同一人物。

この他にもマクラーレン・セナ(McLaren Senna)やアヴェンタドールSVJ、フェラーリSF90ストラダーレ(Ferrari SF90 Stradale)、ポルシェ911GT2RS(Porsche 911 GT2 RS)なども所有し、更にはフェラーリ488チャレンジといったレーシングカーも所有するほどのスーパーカー/ハイパーカーコレクター。

最近では日産GT-R R35 Nismo Special Editionが納車されたそうですが、今後もトンデモナイ億越えのハイパーカーの納車も待ち構えているとのことで、今後のイベント参加にも期待がかかります。

カーボンリヤウィングだけでオプション費用は1,800万円?!

なおオーナーさんの情報によると、シアンFKP37に採用されている自動格納式となるカーボンリヤウィングのオプション費用は1,800万円とのことで、このオプションだけで中古スーパーカーや高級車が何台も購入できるレベル。

車両本体価格やオプションなども含めると約4億円とのことですが、こういった億超えの個体を何台も所有していることにも驚きで、今回のイベントでは間違いなく一番注目された個体ではないかと思います(あと色んな方々に「減るもんじゃないから乗って大丈夫よ!」と爽やかに云われていたのが印象的でした)。

フロントフードやドアサイド、そして内ドアトリムに刺繍している”63”(ランボルギーニの創業年である1963年から来ている)のオプションも数百万円にまで上るそうで、その一つ一つがエクストリーム。

見た目は戦闘機や宇宙船を彷彿とさせるようなデザインなのに、エンジン始動時のサウンドはマイルドハイブリッドということもあって非常に静か。

ドライビングも非常に紳士的で、一切空ぶかしをしないところも素晴らしかったです。

シアンFKP37を引き立てるランボルギーニ・ウラカンたち

少し遠目で見てみると…

何とも珍しいウラカンシリーズに挟まれるシアンFKP37。

手前のオレンジが初代ウラカンLP610-4で、奥のブラックが最新のウラカンSTO、そしてその奥のグリーンがウラカンEVO。

シアンの向かい側にはカウンタック!

そして今回のNCCR 2022橿原神宮でも登場したのが、スーパーカーの代名詞ともいえるランボルギーニ・カウンタック(Countach, クンタッチ)。

しかもかなり貴重な25周年アニバーサリーモデルで、オーナーさんも非常に紳士的な方でしたし、バック駐車する際のカウンタックリバースもクール。

欧州車軍団も見ていこう

欧州車軍団も健在。

手前からブルーのアバルト124スパイダー、イエローのアバルト595コンペティツィオーネ、レッドのアルファロメオ4C、ブラック×ホワイト2トーンのフィアット・アバルト500Cなど…

そしてこちらも非常に珍しいレッドカラーのマセラティ・グラントゥーリズモ。

イタリアントリコローレ付きの縦型基調グリルも印象的で、注目度も非常に高かった一台です。


NCCR大会会長のフェラーリSF90スパイダーも降臨!

そして最後は、NCCR 2022の大会会長(フェラリスタ)が所有するフェラーリSF90スパイダー(Ferrari SF90 Spyder)。

おそらく関西では最速納車ではないかと予想されますが、何と納車された直後に鈴鹿サーキットに持ち込み、僅か1日でミシュラン製パイロットスポーツカップ2Rタイヤの溝を丸坊主になるまですり減らすほどの豪快な走りっぷり。

こちらがSF90スパイダーのタイヤですが、まるでスリックタイヤのような見た目で、限界までグリップ走行したことがわかるようなすり減り方。

しかも鈴鹿のホームストレートにて268km/hまでぶっ飛ばしたとのことですが、これでも少しマージンを持たせて走らせたそうです(恐るべし…)。

ちなみにこちらのオーナーさんは、2015年11月に大阪・御堂筋ワンダーストリートの大イベントを開催し、あのF1マシンを公道にて走らせるほどの力と財力を持ち(当時大阪府知事の橋下徹 氏なども出席)、更にはフェラーリだけの100台パレードランを実現した張本人(あのイベントは本当に凄かった…)。

SF90ストラダーレ以外にも、FXX Kやラ・フェラーリ(LaFerrari)/ラ・フェラーリアペルタ(LaFerrari Aperta)、マクラーレン・セナなども所有し、近日中にデイトナSP3(Daytona SP3)も納車されるとか…

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