日産フェアレディZ(300ZX)にトヨタ・スープラの2JZエンジンと超巨大リヤウィングを装着した魔改造モデルが登場!オーナー「凄いだろ?改造費だけで100,000ドル(日本円で約1,500万円)以上かかったんだぜ!」

アメリカでも高値で取引されている300ZXだが、ここまで改造すると気持ちが良いな

過去これまで、日産フェアレディZ(Nissan Fairlady Z)のカスタマイズモデルやチューニングモデルが登場してきましたが、今回はその中でも更にぶっ飛んだ改造モデルが登場しています。

今回登場するのは先々代の1990年式となる300ZX/Z32で、何とフロントエンジンルームには既存の排気量3.0L V型6気筒エンジンではなく、1997年式トヨタ80スープラの2JZシングルターボエンジンをスワップした改造モデル。

そして専用のPMZ-L V2ワイドボディキットを採用し、トランスミッションも80スープラから流用されているとのことで、「見た目はZ」「中身はスープラ」というライバル同士をミックス。

意外とありそうで無かった組合せではありますが、どうやら見た目も相当に拘っているそうなので、早速チェックしていきましょう。


なぜシャコタンの新型フェアレディZ(RZ34)Proto Specの姿も?

こちらが今回、海外自動車系YouTuberのBeDistinct氏によって取り上げられたフェアレディZ(300ZX)の魔改造モデル。

見るからにヤバそうな雰囲気を持ちつつ、公道仕様ではなく明らかにサーキット仕様にカスタマイズされたエクステリアとなっています(おまけにがっつりハミタイ)。

オレンジのボディカラーからして、映画「ワイルド・スピード」に登場したオレンジカラーの80スープラを彷彿とさせるものがありますし、なぜか隣にはイカズチイエロー×スーパーブラックルーフにシャコタン仕様となるビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(New Fairlady Z, RZ34)の姿も確認できますね。

少し話は変わりますが、新型フェアレディZに注目してみると、専用のイエローブレーキキャリパーやブロンズカラーの19インチ鍛造アルミホイールを装着していることから、超限定モデルとなるProto Specであることがわかりますね(多分世界最速でのProto Specのカスタマイズモデルだと思う)。

何とエンジンセットだけで約670万円!一体なぜ?

そしてこちらが例の2JZエンジン。

オーナーのカルロス氏によると、このエンジンだけで45,000ドル(日本円に換算して672万円)の費用がかかっているそうですが、これにはドライブトレインやドライブシャフト、及びトランスミッションも含まれているものの、それでもこの金額はかなり高価。

どうやら2JZのエンジン単体だけでも高額値で取引されているそうですが、エンジン出力も向上されての金額なのか、それとも純正フルノーマルでもそれぐらいの相場となっているのかは不明。

前回のブログでも紹介しましたが、走行距離25万km以上で、ボディにキズや凹み、塗装剥がれが生じている80スープラでも1,000万円以上にて取引されているため、やはりエンジンだけでもこういったカスタム・チューニング用として需要も高いのかもしれませんね。

これはレーシングカーですか?規格外の巨大デュアルリヤウィング

そしてこのモデルの一番の注目ポイントが、車幅よりも更にワイドでおまけに全高よりも高い超巨大デュアルリヤウィング。

一体どれだけのダウンフォース量を発生してくれるのか気になりますが、ウィングだけの金額だと4,000ドル(日本円に換算して約60万円)で、これを取り付けるのに必要な工賃が1,500ドル(日本円に換算して約22万円)とのこと。

そしてハミタイ仕様の巨大なアルミホイールですが、こちらは6,000ドル(日本円に換算して約90万円)と中々に高額。

一応この状態でも公道は走れるそうですが、普通に腹下やボディキットもガリガリ擦るでしょうし、上の画像の通りスポイラー周りも傷だらけ。

エアサスペンションもインストールされているそうですが、これだけで10,000ドル(日本円に換算して約150万円)かかるそうです。

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