トヨタ/レクサスが一部車種を対象に「納車時スマートキー1個」に変更→半導体不足で2個目は後日提供へ。対象車種は新型ノア/ヴォクシー/プリウスやレクサス新型NX/LXなど

半導体不足は遂にスマートキーにまで発展したのか…

昨今の諸事情による部品供給不足や半導体の供給不足、更には昨今の世界情勢による急激な円安により輸出が優先されるなか、トヨタの新車・新型車が納車される際、通常スマートキー2個(一部カードキー付)が提供されるのですが、今回半導体不足の影響を受け、納車時にスマートキー1個のみ、2個目のスマートキー(電子キー)は遅れて後日、準備が整い次第納品されることが決定しました。

以下のトヨタ公式プレスリリースにもある通り、半導体不足による長納期化を避けるための対策の一つとのことですが、こういった対策の影響によりメリット・デメリットもあるため、これらについてもチェックしていきたいと思います。

このたび、今後生産を予定しております一部の車種におきまして、通常、納車時に2個でご用意させて頂いているスマートキー(電子キー+メカニカルキー)を、当面の間、スマートキー1個(電子キー+メカニカルキー)およびメカニカルキー1個の状態にて納車をさせて頂くことになりました。

半導体不足が続く中、1日でも早くお客様へおクルマをお届けするために暫定的に行わせて頂く対応でございますが、お客様には、ご不便をおかけ致しますことを、心よりお詫び申し上げます。なお、2個目のスマートキー(電子キー)につきましては、準備が整い次第、順次お渡しさせて頂く予定です。

via:Toyota


トヨタ/レクサスにおいて、新車納車時に提供されるのはスマートキーと、スマートキーと分離したメカニカルキーの2個

ちなみにこちらが、トヨタの変更前後の例。

通常納車時だと、「スマートキー(電子キー+メカニカルキー)①+スマートキー(電子キー+メカニカルキー)②、一部車種はカードキーも付属」していますが、今回の半導体不足関係で「スマートキー(電子キー+メカニカルキー)①+メカニカルキーのみ、一部車種はカードキーも付属」へと変更され、2個目の電子キーは別途手渡しということに。

レクサスも同様で、「スマートキー(電子キー+メカニカルキー)①+スマートキー(電子キー+メカニカルキー)②+カードキー」の3点セットですが、今回の半導体不足関係で「スマートキー(電子キー+メカニカルキー)①+メカニカルキーのみ+カードキー」へと変更され、2個目の電子キーは別途手渡しということになります。

対象車種は基本的に主要の新車・新型車ばかり

そして今回の2個目のスマートキー後日手渡しの対象となるモデルは以下の通りで、そのほとんどが新車・新型車ということになりますね。

ただしここで注意してほしいこととして、どのタイミングからスマートキー1個のみになるのか、これから納車される(もしくはオーダーが入る)個体は対象なのか?それとも対象外なのか?どのタイミングで2個目が渡されるのか?など、情報があまりにも曖昧だということ。

この点は販売店にて確認する必要がありそうですね。

【納車時にスマート1個(レクサスはカードキー含む)のみ提供される車種一覧】

[トヨタ対象車種]

◇クラウン

◇カムリ

◇プリウス

◇bZ4X

◇RAV4

◇ハリアー

◇C-HR

◇アルファード

◇ヴェルファイア

◇ノア

◇ヴォクシー

◇ランドクルーザー300

◇ランドクルーザープラド

◇グランエース


[レクサス対象車種]

◇LS

◇ES

◇IS

◇LC

◇LCコンバーチブル

◇RC F

◇LX

◇NX

◇UX

◇UX300e

ちなみに上のプリウスは現行50系、アルファード/ヴェルファイアは現行30系のことを指しますが、いつもお世話になっているトヨタディーラーの情報によると、次期70系プリウスや40系アルファードも対象となる可能性が高いそうで、更に2022年11月17日に発表されるレクサス新型RX、新型IS500 F SPORT Performanceも対象になるそうです。

2ページ目:スマートキー1個のみによるメリット・デメリットとは?