フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)の車高って低い?実用性は?腹下やフロントリップを擦ることはなく、立体駐車場の坂や歩道の段差も通過できそう?
新型シビックタイプR(FK5)の最低地上高は125mmで、トヨタ新型GR86よりも5mm低い
2022年10月に私に納車されたホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)。
自身としては初の購入となる6速MTスポーツカーで、スポーツモデル系の購入自体はかなり久々になるわけですが、納車されたあともほぼ毎日乗り続けていると、シビックタイプRの扱い方、シフトチェンジのコツなども少しずつわかるようになり(素人ドライブで本当に申し訳ない…)、毎日新鮮な気持ちで運転できるのは大きなポイント。
シビックタイプRになると、AT/CVTモデルに比べてより一層引き締まる気持ちでドライビングシートに乗り込み、ブレーキ&クラッチペダルを踏みこみながら”赤く点灯”するエンジンスタートスイッチを押した瞬間、エキゾーストサウンドと共に自身も一気にハイテンションになる瞬間など、こうした一連の流れを楽しむだけでも「タイプRを買って良かった」と思えるところ。
そんな魅力あふれるシビックタイプRですが、多くの方々から「実際に使用してみての実用性はどうなの?」「画像や動画を見た感じ車高はかなり低めだから、腹下やリップは擦らないの?」といった問い合わせを頂いているため、早速その点について見ていきたいと思います。
新型シビックタイプRの実用性は意外に高く、少し傾斜キツめの坂も上り下り可能
早速新型シビックタイプR(FL5)の実用性についてチェックしていきましょう。
まず最も問い合わせが多かったのが立体駐車場や地下駐車場、そしてコンビニの駐車場に入る際の段差の進入、そして退出について。
段差の進入・退出については、車種に関係なく段差の「高さ」で意味合いが大きく変化してくるので何とも言えないところですが、私が過去に所有していたレクサスIS300 F SPORT Mode Black[2WD]だと、最低地上高140mmでも特に問題なく入口・出口ともに問題なく通過することができました。
そして問題なのは新型シビックタイプRですが、このモデルになってくると最低地上高は125mmと、レクサスISよりも更に15mm低く、更にはトヨタ新型GR86/スバル新型BRZの130mmよりも5mm低くなるため一気にハードルが上がります。
ただ、私がこれまで経験してきた限りでは、「正面から突っ込んで勢いよく出入りしない限り」は、特にフロントリップや腹下、更に最も地面から低いフロントフロントストレーキをすることなく通過可能。
かなり低そうに見えるレクサス新型ISでも最低地上高は140mm
なお参考までに、レクサスIS300 F SPORT Mode Blackをサイドビューから見るとこんな感じ。
こうして見るだけでもレクサスISはかなり車高低めにも思えますが、先述の通り最低地上高は140mmで、トヨタ現行アクア(Toyota New Aqua)/新型シエンタ(New Sienta)/新型ヴォクシー(New Voxy)と全く同じというのもユニークなところ。
こちらが新型ヴォクシー(左奥)/シエンタ(右手前)をサイドから見たときになりますが、こうして改めて見ると「どちらも低く」見えますね。
なおかなり低く見える新型ヴォクシーでも、今のところ立体駐車場などの下り坂や段差でもフロントリップやフロントストレーキを擦ることなく、快適に通過できていることを考えると、やはり退出するときの車体の角度(少し斜めから出る)やスピードが大きく影響しているのかもしれません。