トヨタが2022年12月~2023年3月にかけて国内向けを大量生産!長納期と言われた新型ハリアー/RAV4/ランクルプラド等が一気に短縮されるようだが、また別の問題も…?

大量に新車が出荷されるため、仮置きできるヤードのスペースが無くなる

via:Twitter

トヨタディーラーが最も懸念していたのが、このヤードのスペース問題。

トヨタから生産・出荷されたモデルは、全国のヤードに「納車待ち」として仮置きされるのですが、今回のように2022年12月~2023年3月にかけて国内向けが大量生産されるとなると、その分ヤードの仮置きスペースが不足してしまうという問題が出てきてしまいます。

しかもこのヤード、トヨタディーラー一店舗に対して一つのヤードが設けられるわけではなく、複数の販売チャネルで一つのヤードを共有しているところが多いため(なかにはレクサスも含まれていることもある)、入庫してくる台数はかなりのボリュームになることが予想されます。

これまでの長納期問題ですっからかんの状態だったヤードから、今度はギッチリと新車で埋め尽くされた光景へと変わることが予想されるわけですが、特に2022年12月に納車を拒否した方が多くなると、その分ヤードに仮置きされる期間が長くなり、その後も次の納車待ちの新車たちが続々とヤードに入ってくるため、スペースがどんどん少なくなり、次第に「どこに置けば良いんだ…」という状況になることは容易に想像できるかと思います。


納期が遅くなっても、納期が迫ってきても責められる販売店の立場は常にツラい

via:Twitter

だからと言って販売店から顧客に対して「ヤードがパンパンなんで、何とか12月に納車させていただけないでしょうか…」とお願いすることもできず、何とか販売店内の駐車スペースなどを上手く活用していく必要があるんですね。

特に降雪エリアの場合は、除雪作業も大変で車一台取り出すのにどれだけの重労働が必要になるか計り知れないですし、販売店側も今回の納期短縮は「喜ばしい」と思う一方で、「ちょっと極端すぎないか…」と複雑な心境を持っているようです。

ちなみに国内向けの大量生産については、あくまでも2022年12月~2023年3月の話になっているため、決算期が過ぎる2023年4月以降は詳細不明のため、もしかすると引き続き海外市場向けを優先にすることが考えられそう。

トヨタ関連記事