盗難には注意!2023年に「25年ルール」が解禁となる輸入車10選。スバル・インプレッサ22B/三菱ランエボⅤ、ホンダ・アコードタイプR等
(続き)2023年に25年ルール解禁となる1998年式の輸入車をチェック
⑤:フォルクスワーゲン・ルポ
続いてはフォルクスワーゲンの3ドアハッチバックでお馴染みルポ(Volkswagen Lupo)。
現在のコンパクトモデルとなるポロ(Polo)よりも更に小さなクラスに位置し、ボディサイズ全長3,525mm×全長1,640mm×全高1,475mmと、当時のフィアット・パンダに近いサイズ感。
ちなみにCARSCOOPS情報によれば、本モデルの2023年1月時点での価値は5,000ドル~8,000ドル(日本円に換算して約66万円~約105万円)とのこと。
⑥:フィアット・ムルティプラ
続いては、世界で最も醜いクルマ(The World’s Ugliest Car)と云われているフィアット・ムルティプラ(Fiat Multipla)。
ボディスタイルや見た目はかなり個性的ですが、初代ムルティプラはフォルクスワーゲン・ゴルフよりもショートスタイルで、おまけにBMW 5シリーズよりも車内が充実しているため、実は隠れた名車でもあります。
しかもシートレイアウトは、今では非常に珍しい2列6人乗りで、フロント3人・リヤ3人という実用性も確保しています。
快適性や実用性を重要視する一方で、デザイン性においては非常に多くのコラムニストが批判していますが、改めてこうして見ると、今後再度注目されるかもしれない珍車となるかもしれません。
ちなみにCARSCOOPS情報によれば、本モデルの2023年1月時点での価値は2,000ドル~7,000ドル(日本円に換算して約26万円~約92万円)とのこと。
⑦:メルセデスベンツCLK-GTRストラッセンバージョン
続いて、今回の25年ルール解禁により、最も高騰するかもしれない一台がメルセデスベンツCLK-GTRストラッセンバージョン(Mercedes CLK-GTR Strassenversion)。
FIA規則により、メルセデスは1997年にレースが行われる前、CLK-GTRル・マン車のロードゴーイングプロトタイプを1台製造することが許可され、必要な25台の残りは1998年と1999年に完成しました。
このモデルのパワートレインはV型12自然吸気エンジンを搭載し、最高出力631psを発生、トランスミッションは6速シーケンシャルトランスミッションを介して後輪に伝達されますが、非常に運転が難しい一台とのことで、日本でも所有していたという小室哲哉さんは「乗りこなせない事がわかり、飾り物にしていた」と説明するほど。
なお、世界に1台しか存在しないと云われている右ハンドル仕様のCLK-GTRは、世界有数の資産家の一人でもあるブルネイのボルキア国王の愛車として有名ですね。
そしてCARSCOOPS情報によれば、本モデルの2023年1月時点での価値は900万ドル~1,100万ドル(日本円に換算して約12億円~約14億円)とのこと。
⑧:スマート・フォーツー
続いては、メルセデスグループのスマート・フォーツー(Smart For Two)。
フォーツーがアメリカデビューしたのは2008年となりますが、今回25年ルールが解禁するのは1997年後半に発表され、その翌春にドイツディーラーにて購入可能であったオリジナルモデル。
ボディサイズも非常にコンパクトで、全長は僅か2,500mmのシティコミューターとなります。
ちなみにCARSCOOPS情報によれば、本モデルの2023年1月時点での価値は3,000ドル~6,000ドル(日本円に換算して約39万円~約39万円)とのこと。
⑨:ロータス・エリーゼスポーツ190
続いては、イギリスのスポーツカーメーカーでお馴染みとなるロータス・エリーゼスポーツ190(Lotus Elise 190)。
1996年にオリジナル&最高出力120psを発揮するエリーゼを発売した後、2000年には最高出力179psを発揮するトラック志向のエキシージクーペ(Exige Coupe)を発売するまでの間に、ハードスポーツタイプのエリーゼスポーツ190を発表しました。
もちろん公道走行も可能で、ロータスは標準のエリーゼとして登録していましたが、そのパフォーマンスや性能はサーキットのヘビーユーザーに向けられたマニアックなモデルとして注目。
足回りのサスペンションは非常に硬く、更に車高はかなり低いですし、ブレーキはロータスAPキャリパーにてアップグレードされ、ホイールは1インチ程幅広になっています(タイヤはYOKOHAMA製のセミスリック)。
ちなみにCARSCOOPS情報によれば、本モデルの2023年1月時点での価値は30,000ドル~40,000ドル(日本円に換算して約393万円~約525万円)とのこと。
⑩:プジョー306ラリー
そして最後は、プジョーが199年後半に発売した306 GTi-6をベースにしたという軽量仕様の306ラリー(Peugeot 306 Rallye)。
本モデルは、ポルシェの旧世代クラブスポーツフィロソフィのような一台とのことで、高額な軽量素材で軽量化を図るよりも、無駄な装備を一切排除することによって軽量化に特化したスポーツモデル。
そのため、価格帯も比較的安価とのことですが、基本的にはエアコンは装備されていないため、実用性にはあまり優れていないようです。
ちなみにCARSCOOPS情報によれば、本モデルの2023年1月時点での価値は6,000ドル~10,000ドル(日本円に換算して約79万円~約131万円)とのこと。
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Reference:CARSCOOPS