【価格は日本円で約728万円から】(中)レクサス新型RX/RZ450eのグレード別価格帯が判明!意外にもRZ450eの方が安く、RXはハイブリッド(HEV)のみ

日本市場向けの新型RZ450eは2023年初め頃以外、具体的な情報が展開されていない

日本市場では2022年11月18日に発表・発売されたレクサスのフルモデルチェンジ版・新型RX。

初回生産枠の販売方法に関しては、レクサス販売店によりけりではあるものの抽選形式での販売となり、特にレクサス初の新規顧客に対しては、メーカー指定により抽選限定500台のみで、キャッシュ一括での支払いが不可能というかなり厳しくも狭き門となっています。

2023年初めには、レクサスとして2番目となるピュアEVクロスオーバーの新型RZ450eも発表・発売予定ですが、中国では一足早くRZ450e含め、新型RXのグレード別価格帯を発表し、2023年2月に正式に発売することを明らかにしました。

中国市場では、どのようなグレードを展開し、どれぐらいの価格帯にて販売するのかチェックしていきましょう。


中国市場向け新型RXは、ガソリンモデルのRX350を販売しない模様

早速中国市場向け新型RXの具体的なグレード構成をチェックしていきましょう。

レクサス中国の公式ホームページを参考にさせていただくと、以下の3グレードがラインナップされることが決定し、日本市場向けのようにガソリンターボのRX350はラインナップされず、日本では遅れて販売予定のRX350hが中国市場ではラインナップされるとのこと。

【中国市場向け新型RXのグレード構成一覧】

◇RX350h
・排気量2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+新開発ニッケル水素電を組み合わせたハイブリッド
・システム総出力:250ps
・0-100km/hの加速時間:[2WD]8.1秒、[4WD]7.9秒

◇RX450h+
・排気量2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+プラグインハイブリッド
・システム総出力:309ps
・CLTCモードEV航続可能距離:83km
・0-100km/hの加速時間:6.5秒

◇RX500h F SPORT Performance
・排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジン+ハイブリッド
・システム総出力:371ps
・0-100km/hの加速時間:6.2秒

遂に中国市場向けはノンハイブリッドモデルをラインナップすることなく、ハイブリッドもしくはプラグインハイブリッドに絞ったラインナップとなりましたが、これも中国独自の排ガス規制や騒音規制が影響しているのかもしれませんね。

あとは最上位グレードとなるRX500hに関しても、日本市場やアメリカ市場、欧州市場向け共通でF SPORT Performanceの一択ということで、ターボハイブリッド自体がラグジュアリー志向ではなく、F SPORT以上のグレードというコンセプトなのかもしれません。

新型RZ450eのパワートレインは基本的に1種類のみ

続いてピュアEVクロスオーバーの新型RZ450eを見ていきましょう。

グレードに関しては、新型RXのように様々なパワートレインやバッテリーをラインナップするわけではなく、排気量4.5L相当のパワーを持つピュアEVとしてラインナップ。

プラットフォームは新世代e-TNGAを搭載し、トヨタbZ4X/スバル・ソルテラ(Subaru New Solterra)の兄弟車という位置づけで販売されます。

ちなみにボディサイズは、全長4,805mm×全幅1,895mm×全高1,635mm、ホイールベース2,850mmと新型RXよりもコンパクト。
※新型RXは、全長4,890mm×全幅1,920mm×全高1,700mm、ホイールベース2,850mm

パワートレインは、71.4kWhのバッテリーを搭載することにより、フロントモーターの最大出力204ps/リヤモーターの最大出力109psを発揮、駆動方式は前後の駆動力配分を精密に制御するダイレクト4(Direct 4)を標準装備。

内装の装備は新型NX/RXと共通部分が多い

内装は基本的に新型NX/RXと同じTazunaコンセプトを採用するため、運転席の8インチ液晶+LCDメーターや14インチディスプレイオーディオPLUSは共通。

ステアリングは真円タイプになっていますが、現時点ではヨーク型ステアリングホイールが採用されるかは不明なままとなっています。

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