フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウスの内装を見てきた!車内に座れるのは僅か「1分」、後部座席のヘッドクリアランスは全く無しでスポーツカー並み
(続き)トヨタ新型プリウスのインテリアをチェックしていこう
引き続き、トヨタ新型プリウスのインテリアをチェックしていきましょう。
ステアリング上に設けられたスイッチ類に関しては、スイッチの大きさなどは新型プリウス専用ではあるものの、レイアウト的には新型シエンタ(New Sienta)と概ね同じ。
あとは実際に運転したときに、ステアリングを握った状態で親指でのプッシュ操作が簡単かどうかは実際に評価してみる必要がありそうですね。
こちらは運転席側のエアコンの吹き出し口周り。
ODOメーター/TRIPメータースイッチは、メーターとは完全に別で設けられているのはグッドですが、運転席から見たときに隠れてしまうのはちょっと残念。
一方で、エアコン吹き出し口の下部にあるアドバンスドパークスイッチやオートヘッドライトスイッチは、運転席に座った状態からでも確認はできたのはグッドポイント。
センターシフト操作はレクサス新型NXと概ね共通
こちらはセンターシフト周り。
実際にエレクトロマチックシフトを操作したときの感触は、レクサス新型NXと概ね同じで、その手前にある電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドスイッチやEVモードスイッチなども同じレイアウト。
唯一異なるのは、ピアノ調ブラックから無塗装ブラックに変更されているぐらいでしょうか(各種スイッチのサイズ感も異なるとは思いますが…)。
そしてこちらは、Zグレードのみ標準装備の12.3インチディスプレイオーディオやエアコン操作系のスイッチ類。
エアコン操作系が全て物理スイッチでまとめられているのはグッドで、特に運転中での直感的な操作が可能なのはありがたい所。
ただ、このあたりも実際に運転しながら操作してみると印象も大きく変化するので、今後の試乗インプレッションが楽しみ。
新型プリウスの後席スペースはどうだ?
最後はリヤシート。
実際に後席に乗り込んでみると、ドア開口部は意外にも大きく、頭が当たることは無かったものの、実際にシートに座ってみると頭が完全に天井に当たってしまい非常に窮屈。
ヘッドクリアランスは全く無く、私のように座高高めだと長距離移動はしんどいかもしれませんね。
ちなみに後部座席からフロントシートバックとのクリアランスは、コブシ半分が入るか入らないかの微妙なところです。
以上が、新型プリウスの実車インプレッション[内装篇]になりますが、内外装ともに実際に見てみて感じたことは「良くも悪くも若者向けに主眼を置いている」ということ。
アグレッシブなハンマーヘッドのデザイン言語やスポーツカーのようなフォルム、そして乗降り性と先進的なインテリアデザインは、若者の感性に刺激(エモーショナルさ)を与えるようなクルマに仕上げらていると感じました。