ホンダが2024年春頃に日本発売予定のSUVは新型WR-Vとの噂。新型ヴェゼルよりもコンパクトで、トヨタ・ライズ/ダイハツ・ロッキーに対抗できるか

(続き)ホンダ新型WR-Vはシンプルな装備内容でコストも抑えられている?

引き続き、ホンダ新型WR-Vについてチェックしていきましょう。

内装も非常にシンプル。

ホンダ特有の水平基調と機能美を活かしたものではなく、必要最低限の装備にまとめることでコストを大幅に抑えるレイアウトに。

しかもメーターデザインは、ホンダの主要モデルにある10.25インチフル液晶メーターや、7インチ液晶+LCDのハイブリッドではなく、4.2インチ縦型液晶+アナログメーターのハイブリッドなので、(確証は無いにしても)部品供給不足や車載半導体不足の影響を受けにくいのかもしれないですし、仮に新型WR-Vが国内販売するのであれば、長納期問題を解消できる一台になるかもしれません。

パワートレインもガソリンモデルのみとの情報ですし、センターシフトもスイッチ式ではなくシフトノブを採用。

あと、インドネシア市場向けは電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能を搭載していませんが、低コスト&短納期を目指すモデルということであれば、手引き式のサイドブレーキでも十分商品力としては高いと考えられます。


「WR-V」と「エレベイト」は同じ車種?

現時点では、本当に日本市場向けとしてWR-Vが導入されるのかはわからないものの、一方で新型エレベイト(New Elevate)というモデルが登場するのでは?との噂も。

もしかすると、新型エレベイトがインドネシア市場向けのWR-Vに相当する?ということも考えられますし(HR-V=ヴェゼルと同じ意味合い)、日本市場向けにマッチした装備内容にアップデートしてくることも考えられそう。

昨今の新型車は、モデルチェンジするごとにボディサイズもどんどん大きくなり、更に価格帯も高騰しているため、「買いづらい」「運転し辛い」モデルに変化していますが、そういったなかで再びコンパクトなサイズ感とコストに焦点を当てたモデルというのも魅力的ですが(それを生み出したのがダイハツ・ロッキー/トヨタ・ライズ)、一方でSUVモデルが「登場し過ぎて飽和状態になっている?」というのも否定できないですし、2023年~2024年もトヨタやマツダ、日産、三菱、レクサス、スズキから続々と新世代SUVが登場しますから、その中で埋もれてしまわないか心配です。

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Reference:MagX