【インテリア篇】三菱の新型デリカミニの実車を見てきた!内装はeKクロススペースからの流用だが完成度は高め。僅か2週間ほどで先行予約4,000台を突破!
やはり新型デリカミニの見た目のインパクトで、多くのユーザーが食いついたのだと思われる
2023年4月6日に発表/同年5月25日に発売予定となっている三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)。
厳密にはeKクロススペースのビッグマイナーチェンジ版&後継機種として新しくラインナップされるモデルとなりますが、何とこのモデルが、2023年1月13日の先行予約開始日から2023年1月31日までに、全国の先行予約注文が4,000台を突破していたことが明らかとなりました。
2022年度第3四半期決算で公表された今回の数字ですが、約2週間でこれだけの予約注文を受け付けるのは、それだけ新型デリカミニに対する注目度が高いのだと思われます。
ちなみに、三菱の主要ラインナップモデルでお馴染みアウトランダーPHEV(New Outlander PHEV)は、2021年10月28日の先行予約開始から、約3か月後の2022年2月5日で累計受注台数1万台を突破したため、おそらくデリカミニはこれよりも更に多くの注文を獲得するのではないかと予想されます。
今回は新型デリカミニのインテリアを中心にレポート!
そんな新型デリカミニですが、前回のブログにて岐阜県・イオンモール土岐で先行展示された実車を拝見してきたことをお伝えしましたが、今回は内装・インテリアを中心に見ての感想・レポートをまとめていきたいと思います。
まずはデリカミニの内ドア部分から見ていきましょう。
ベースがeKクロススペースということもあり、細部のデザインもeKクロススペースの流用ということになりますが、サイドウィンドウスイッチ周りのオーナメントパネルはピアノ調ブラック。
この点は、競合モデルになるであろうホンダN-BOX Customに近い質感で、ウィンドウレバーのタッチ感も”カチッ、カチッ”とわかりやすくグッド。
インナードアハンドルは、おそらく色んな方が開け閉めしたり、少し乱暴な扱いをしたからなのか、ドアハンドルを引くときに少し”何に引っ掛かるような”感触がありました。
イオンモール土岐にて展示されていたのは最上級グレードのPremium T[4WD]
運転席はこんな感じ。
最上級グレード&ターボモデルのPremium T[4WD]なので、装備内容は充実していて、シート表皮もファブリック×合成皮革のコンビタイプ。
運転席はシートリクライニングと前後のスライド、そして上下に昇降調整できますが、助手席側に昇降調整は無し。
実際に運転席に座ってみると、座り心地としてはN-BOX Customよりも少しカタメな印象で、しかし不快に感じるようなカタさではなく、どちらかというとホールド感は高めな印象です。
ステアリング調整はチルトのみ
ステアリングは本革巻きタイプですが、こちらもN-BOX Custom同様にウレタン巻きのような質感に近い本革巻き。
そしてステアリング調整は、上下に調整するチルトのみで、前後にスライドできるようなテレスコピック設定は無し。
マイパイロット(MiPilot)やパドルシフトも装備
ステアリングスイッチには、日産の予防安全装備・プロパイロット(ProPilot)技術を三菱にも導入したマイパイロット(MiPilot)を搭載。
そしてターボモデルということもあり、パドルシフトも装備されているのはグッド。
メーターデザインは非常にシンプルで、4.2インチの縦型液晶ディスプレイを中央に配置し、両サイドにはアナログメーターを設けたハイブリッド式。
この辺りのメーターデザインもeKクロススペースと同じですが、エンジンスタートアップアニメーションでデリカミニが登場するような特別感があると尚良いかもしれませんね(今回は残念ながらエンジン始動はできなかった)。