これは酷い…大手カーメディアが掲載した「トヨタ・パッソ(新車)の値引き大作戦」が”あまりにも乱暴で販売店をバカにしている”と話題に。そもそも新車で予算120万円は厳しいのでは?
父親と息子Xの更に踏み込んだ商談が始まる
ただ、こうした商談結果だったとしても
父親:「トヨタD店は”ほっといても買ってもらえる客”と思っている。この店はきっちり攻めれば最後は必ず出してくる。どこの店もこれからが勝負!」
息子X:「やっぱり父さんがいないと、向こうは本気にならない。こんどは横に座っていてほしい」
という反応で、日を改めて各トヨタディーラーに打診した内容が以下の通り。
◇親からの資金援助はなし。アルバイトでコツコツと貯めたお金を全額つぎ込むそうなので、協力をお願いしたい
◇なるべく支払い総額を安くしたいので、フロアマットなどの付属品はいっさいなし
◇車庫証明手続きはこちらでやるので費用はカット
◇クルマを取りに来るので納車費用もカット
◇最初から限界値引きを出してもらいたい
◇明日、息子と一緒に来て決めるつもり
この結果、トヨタディーラーBでは値引き12万円、トヨタディーラーCでは15万円値引きを提示してきたとのこと。
そして最後のダメ押しが、トヨタディーラーDに対し父親が「トヨタBとトヨタCがそれぞれ12万円~15万円の値引きを提示してきた。だから車両本体価格の15%以上の値引き(約19万円)を求める」というもの。
結果的に20万円以上の値引きで、コーティングやガソリン満タンもサービスに?!
ここまでのやり取りだけでも十分衝撃的ではあるものの、このあとの父親と息子XのトヨタディーラーDへの提案内容が以下の通り。
父親:「12月登録は年落ちになるから1月登録で。支払い総額は息子Xの予算120万円になるならこの場で決める」
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セールスさんが「120万円では厳しいので、124万円ではお願いできないでしょうか」と回答
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息子Xが自身の通帳を見せ「これが私の全財産なので120万円でお願いしたい。ナビやETC、ドラレコ、リヤスピーカー、レーダーを買わないといけないので、車両にはこれが限度です」
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更に父親が「こちらのお店では長男と嫁さんが続けてお世話になっている。3台目もお願いしたいので、あと4万円どうにかならないか?嫁さんがパッソを買ったときは値引き率17%を超えてましたよ。それに比べたら楽勝でしょう?あと4万円くらい決裁をもらってください」と圧をかける
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セールスさんが回答した内容は1,207,700円(税込)
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父親:「この7,700円は何とかならない?120万円を超えた分は私が出さなければいけない」
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そこに追い打ちをかけるように息子Xが「7,700円はそのままでけっこうです。そのかわりナビやETC、リヤスピーカー、レーダーを量販店で買ってくるので、取付けをサービスしてほしい。それからタッチペイントとナンバーフレームもサービスしてください。全財産を使い切ってしまうので、これ以上の出費はできない」
その後のやり取りで、結果的に量販店での持ち込み品も全て工賃サービス、更にはボディ・ガラスコーティング無料、ガソリン満タン付というとんでもない内容で120万円での契約ということに。
おそらく販売店の利益はほとんど無し
ちなみにこの金額には、メーカーとしての利益だけでなく、販売店のディーラースタッフさんや整備士さん、事務スタッフさんの給料にも反映されるため、工賃がサービスになるとその分整備士さんの負担が大きくなることは言うまでもありません。
本当にこの内容で商談成立できたのかはわからないものの、この話が事実であれば、トヨタディーラーも今後のお付き合い含めて検討した方が良いのでは?と思ったりもします。
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Reference:グーネット