「納期1年以上&受注停止」のフルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイル(T33)が大手中古車サイト・カーセンサーにて「56台」販売中。ちなみに2WDモデルは僅か2台のみ

日産は「今買いたくても買えない」モデルがほとんど

2022年7月に発売された日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)[e-4ORCE]。

その2か月後となる2022年9月に前輪駆動[2WD]モデルが遅れて発売されましたが、更にその1か月後には「売れ過ぎ&部品・半導体不足」などの影響でキャパオーバーとなり受注一旦停止となりました。

ちなみに、2022年7月の国内メディアRKBオンラインが報じた内容によると、日産自動車の坂本秀行 副社長は「日産九州工場は、グローバルな主力工場としての役割がある。会社の看板を支えるという意味で非常に大きな役割を担う」とコメントし、更に「新型エクストレイルについては半導体不足の影響はなく、できるだけ多く生産したい」とも話していました。

【日産九州“半導体不足の影響なし”~「新型SUV・エクストレイルをできるだけ多く生産したい」】


新型エクストレイル(T33)の受注再開の目途は立っていない

前回のブログでもお伝えの通り、2023年2月時点で新型エクストレイル(T33)の受注再開の目途は立っておらず、再開どころか当初の納期予定から半年以上の納期遅れが生じているとのこと(日産ディーラー談より)。

中々ユーザーのもとへと納車されない新型エクストレイル(T33)ですが、国内大手中古車サイト・カーセンサーでは、2023年2月21日時点で56台の中古車両がプレ値にて販売されています。

中古車市場では、新車価格に対してどれぐらい高く販売されているのかチェックしていきましょう。

まずは新型エクストレイル(T33)の新車価格をおさらいしておこう

中古車サイト・カーセンサーの中古車相場をチェックする前に、まずは新車でのグレード別価格帯をチェックしていきましょう。

今回販売されたモデルは、排気量1.5L 直列3気筒VCターボエンジン+シリーズハイブリッドを採用するe-POWERモデルのみのため、ガソリンエンジンのみのグレードや、プラグインハイブリッド(PHEV)の設定はありません。

【(2023年)日本仕様の新型エクストレイルe-POWER(T33型)のグレード別価格帯一覧(10%税込み)】

[スタンダードグレード]

◇エントリーグレードS(2列5人乗り):[2WD]3,198,800円/[e-4ORCE]3,479,300円

◇中間グレードX(2列5人乗り):[2WD]3,499,100円/[e-4ORCE]3,799,400円

◇中間グレードX(3列7人乗り):[e-4ORCEのみ]3,930,300円

◇上位グレードG(2列5人乗り):[2WD]4,298,800円/[e-4ORCE]4,499,000円


[AUTECH(オーテック)]

◇AUTECH(2列5人乗り):[2WD]4,205,300円/[e-4ORCE]4,467,100円

◇AUTECH ADVANCED Package(2列5人乗り):[2WD]4,846,600円/[e-4ORCE]5,046,600円

◇AUTECH(3列7人乗り):[e-4ORCEのみ]4,598,000円


[エクストリーマーX]

◇X エクストリーマーX(2列5人乗り):[e-4ORCEのみ]4,129,400円

◇X エクストリーマーX(3列7人乗り):[e-4ORCEのみ]4,260,300円

以上が新型エクストレイル(T33)の新車でのグレード別価格帯となります。

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