何となく予想はしてたが…フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウスのAピラーが想像以上に邪魔。ホンダ新型シビックタイプR(FL5)や日産フェアレディZ(RZ34)よりも見晴らしが悪い件

ホンダ新型シビックタイプR(FL5)と日産の新型フェアレディZ(RZ34)の見晴らしは?

参考までに、こちらが日産の新型フェアレディZ(RZ34)のフロントウィンドウ周り。

三角窓やサブAピラーが無く、おまけにフロントロングノーズでキャビンも後方寄りのため、どうしてもAピラーの付け根との距離が近くなってしまうのは致し方ないものの、その分フロントウィンドウが大きく見えます(車高がかなり低いために天井とのクリアランスはほとんどありませんが…)。

こちらはホンダ新型シビックタイプR(FL5)。

先程のフェアレディZ(RZ34)に比べるとAピラーがかなり細いですし、プリウスのようにダッシュボードの奥から延びるように生えているわけでもなく、寝かせすぎでもないので、この3車の中ではダントツで見晴らしが良いんですね。

サーキットでの周りの動きを俯瞰できるような配慮なのか、最も余裕をもって運転できる一台かもしれません。

新型プリウスの視界はそこまで宜しくないが、不思議と圧迫感は感じられない?

改めて3車を比較してみると、新型プリウスは思った以上にデザイン全振りというのがわかりますが、不思議なことにそこまで圧迫感が感じられないのは、ヘッドクリアランスに余裕があり、更にデジタルメーターや12.3インチワイドディスプレイオーディオとの距離が近すぎないから。

シートポジションもかなり低く調整できるというメリットもあるかと思いますが、スポーティな見た目とは言いながらも、ベースはスポーツカーではなくセダンに近いハッチバックですから、根本的な使い勝手というところは上手く考えれていますし、改めて「許容できる不満要素」に抑えていること、不満以上に満足感を与えてくれるデザイン性の高さとダイナミックさは、トヨタの今までの商品開発力と経験が影響しているからではないかと思います。


花粉&好天のときはあまりパノラマガラスルーフはおススメできない?

最後は新型プリウスのパノラマルーフについて。

前回のブログにて、プリウス2.0L HEV Zグレードにてメーカーオプション扱いとなっているパノラマガラスルーフの手動サンシェードを閉じている状態で、パワーウィンドウを少しオープンにして走らせると、横風が手動サンシェードのすき間に入り込んで、薄地のシェードが「パタパタパタ…」と当たって非常に煩くなることをお伝えしました。

一部ブログ読者様からは、「そんなにパタパタ音が気になるのであれば、サンシェードをオープンにすれば良いのでは?」「パワーウィンドウを閉めれば良いのでは?」という意見もありますが、特に快晴のときにシェードをオープンにすると眩しく日差しが暑いため、できればそこまで晴れていない日中や早朝、星空が見えるときの夜間に活用したいところ。

あとは、私自身がそこまでエアコンが好きではなく、すぐに喉を傷めてしまうため、一人で運転する際はできるだけウィンドウを開けて走るようにしています。

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