高速道路にて日産・新型ノートオーラNISMOでプロパイロット1.5(ナビリンク機能付)操作中、ガードレールに接触して単独事故→オーナーは「プロパイロットのせい」と言い切る

白線が消えかかっている場合は、ハンドル支援機能が正常に機能しない恐れがある

そして今回の日産の新型ノートオーラNISMOで注意しなければならないところが、ハンドル支援機能について。

今回SNSにて投稿された動画では、高速道路の追い越し車線を走行中、右側の白線が途中で切れてしまっていることが確認できるかと思いますが、おそらくこの白線を読み取れなかったことから、ハンドル支援が一時的にOFFになったのではないかと推測されます。

日産のハンドル支援については、私も新型エクストレイルe-POWER(T33)にて経験していますが、とにかく白線と白線の中央を走ろうとシビアにハンドルコントロールするため、白線を読みとれず、シビアなコントロールが無くなった時点で「怪しい」と判断した方が良いかもしれませんね。


プロパイロット機能並びにハンドル支援機能は、白線が薄くなったり汚れたりすると適切に制御できない恐れがある

なお日産のプロパイロットに関する注意事項においても、以下の通り様々な条件下においてハンドル支援・制御が行えないことを説明しているため、必ずしも「プロパイロットのせい」と言い切れず、最終的にはドライバーの責任であり、ドライバーのハンドル操作が重要になり、そのサポートとしてプロパイロットがあるわけで(プロパイロットが運転の主役ではない)。

◇ハンドル支援機能について

次のような状況ではレーンマーカーを正しく検出できず、適切なハンドル制御が行えない場合があります。

・レーンマーカーが消えかかっている、汚れているなど不明瞭なとき

・レーンマーカーが路面の色と似ており見えにくいとき

・レーンマーカーが多重に描かれているとき(A)

・消されたレーンマーカーが、まだ薄く残っているとき

・料金所や交差点手前などでレーンマーカーがない、またはレーンマーカーが大きく変化しているとき(B)

・車線幅が極端に狭いときや広いとき、または変化しているとき

・停止禁止部分または立ち入り禁止部分がある道を走行しているとき

・濡れている、または水たまりがある路面を走行しているとき

・工事などで車線内に複数のレーンマーカーがある道を走行しているとき

・道路構造物、街路樹、建物などの影が差している路面を走行しているとき(C)

・合流、分岐路を走行しているとき

via:Nissan

こういった注意事項については、ノートオーラNISMOに限らずプロパイロット機能を搭載するモデルを新車購入・契約する場合、日産ディーラーから必ず確認並びに同意するための署名を求められることになります(私も新型エクストレイルe-POWER(T33)を契約した際にサインを求められた)。

私自身もプロパイロットに限らず、トヨタ(Toyota Safety Sense)やホンダ(Honda SENSING)などのドライビングサポート機能を活用しますが、今回の騒動を機に同じことが起きぬよう高い意識をもって運転していきたいところです。

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