マツダが次世代スポーツカーに搭載する?ロータリーPHEVに関する特許を出願!ルノーが新型エクストレイル(T33)と同じプラットフォームを持つ新型ラファールのティーザー動画を公開

現時点ではどのようなモデルに搭載されるか不明だが、特許画像だけを見ると次世代スポーツモデルのようにも見える

マツダが定期的に出願している特許技術ですが、今回はかなり興味深い内容が出願され話題となっています。

以前マツダ欧州にて発表されたMX-30のロータリーハイブリッドモデルとは異なり、新世代ロータリースポーツカーをイメージさせる謎の特許技術が公開されています。

この特許技術は、電動モーターが3基搭載されたプラグインハイブリッド(PHEV)システムの可能性があり、駆動方式は四輪駆動(AWD)、ボディスタイルとしてはロングノーズ&ショートデッキのGTスポーツカーをイメージしています。


ロータリーエンジンだけでなく、他のエンジンにも応用できる可能性も?

こちらが今回、アメリカ特許商標USPTOに出願された特許技術で、パテントナンバーは「US 11,643,065 B2」、出願日は2023年5月9日と記載されています。

この特許技術は、もともと2021年6月に申請されたものになりますが、ロータリーエンジン自体に関する具体的な情報は記載されていないものの、エンジンはフロントに搭載されていると記載されています。

どうやらマツダは「レシプロエンジンなど」のより伝統的なエンジンタイプにも可能性を見出しているようですが、あくまでも今回は電動モーター3基を搭載したプラグインハイブリッド(PHEV)に主眼を置いているようです。

海外カーメディアCARSCOOPSの報道だと、ロータリーエンジンはハイブリッドセットアップの一部と説明していて、フロントアクスル用として23hpの誘導モーターと、内燃エンジンの後ろに配置される36hpの永久磁石同期モーターという、さまざまなタイプの電気モーターの組合せが考えられるそうです。

車両には四輪駆動[AWD]機能が備わっていて、これら2種類の電気モーターは異なる方法でトルクを伝達し、より平坦なトルク曲線を達成するための興味深いトリックになる可能性があるとのこと。

PHEVといえども重量にも配慮したスポーツモデルが期待できる?

なおバッテリー自体も非常に興味深いもので、マツダは独自の可変電圧システムを提案しており、単一のパッケージに収められた4つの48Vモジュールを使用しているようです。

システム負荷が低い場合、モジュールは従来の48Vバッテリーとして動作しますが、最大限の可能性が必要な場合、バッテリーは電気スイッチを使用して2組のバッテリーセルを再構成し96Vで直列に動作可能。

この設計により、重量が大幅に軽減され、内燃機関や3基の電気モーター、そしてバッテリーを備えたスポーツカーにとってバランス性能が大きく左右されるようです。

ちなみにこの特許技術からは、具体的にどのようなモデルに活かされるかまでは不明で、そもそも本当に新世代ハイブリッドスポーツカー、もしくは次世代RX-9といったスポーツモデルに適用されるのかも明らかになっていないため、現時点ではまだまだ市販化に向けての動きはないかもしれません。

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