やはり価格は高い?(2024年)一部改良版・トヨタ新型カローラクロスの訴求グレードHEV Sの見積もりしてみた!気になるスペックと残価率は?

(続き)一部改良・トヨタ新型カローラクロスについてチェックしていこう

引き続き、一部改良版・トヨタ新型カローラクロスについてチェックしていきましょう。

一部改良で懸念しているポイントは?

新型カローラクロスで個人的に少し懸念しているのは、新世代コネクティッドナビのバージョンが、既に販売されている新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)などと同じソフトウェアやバージョンが共有されているのだろうか?ということ。

2023年6月21日に発表・発売された新型アルファード(New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)では、ナビゲーション設定時の他のルートで「推奨」「距離優先」「一般優先」と僅か3種類しか設定されていませんでしたし(レクサス新型RXも同様)、おまけに高速道路の各IC(インターチェンジ)/PA(パーキングエリア)/サービスエリア(SA)の到着予想時刻が表示されていないため、この辺りのポンコツ具合はしっかりと解消してほしいところです。

新型アルファード/ヴェルファイアよりも前に発表・発売された新型プリウス(New Prius)でさえも、先程の到着予想時刻が表示されない一方で、他のルートは5種類以上選択できるなど、ソフトウェア管理が全くできていない状況ですから、この調子だとカローラクロスも不安に思うのは当然。

新世代ハイブリッド採用により、モータースペックや燃費の向上に期待

あと、今回の一部改良でハイブリッドモデルが新世代THSへとアップデートされますが、それにあわせてモーター出力72ps → 95ps、モータートルク163Nm → 185Nmにアップデートされるため、システム総出力/トルクはもちろんのこと、WLTCモード平均燃費も向上することが期待されます。


新型カローラクロスの残価率は?

そして最後に気になるカローラクロスの残価率をチェックしていきましょう。

私がいつもお世話になっているトヨタディーラーでの情報になりますが、残価率は以下の通り。

2年残価率:60%

3年残価率:50%

4年残価率:45%

5年残価率:35%

基本的には2022年モデルとほぼ同じ残価率ですが、SUVモデルのなかでは、そこまで高くない印象です。

もちろん、この残価率は各年で「最大〇〇%まで引き上げることができる」という意味合いなので、3年残価率を20%~50%に調整することも可能(ディーラーによっては方針が異なる場合もあります)。

なかには頭金を可能な限り多く支払い、借入金を大幅に減らして月々の支払いを減らしたいという方もいらっしゃるでしょうから、残価率を自身のライフスタイルに合わせて調整できるのは、他のメーカーの残価設定ではできないことなので魅力ポイントの一つだと思います。

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