一体なぜ?2001年式ホンダ・プレリュードが競売に出品され約950万円で落札!走行距離は8,000km未満の極上の個体…今後盗難にも注意しなければないJDMスポーツカーの筆頭に?

日本のネオクラシックカーと呼ばれるスポーツモデルは、今後その価値を高めていくことになる?

日産スカイラインGT-R(Nissan SKYLINE GT-R)やトヨタ80スープラ(Toyota 80 Supra)、スバル・インプレッサ22B STi(Subaru Impreza 22B STi)など、旧世代の日本製スポーツカーの高騰が目まぐるしいなか、今度は「昭和のデートカー」として注目された個体が高額値で取引され話題に。

今回話題となったのは、2001年式となるホンダ・プレリュード(Honda Prelude)で、元々の新車販売価格は26,450ドル(日本円に換算して約418万円)なのですが、競売に出品されたところ、何と新車価格の2倍以上にて高額落札されています。

一体なぜこのような価値が付いたのか?プレリュードは今後も価値を高めるモデルとなるのでしょうか?


走行距離8,000km未満の極上の個体!ボディには一切キズ無し

こちらが今回、アメリカのオークションサイトBring A Trailerにて出品された2001年式ホンダ・プレリュード。

1990年代~2000年代のスポーツモデルといえば、先述の通り、日産スカイラインGT-Rやトヨタ80スープラ、ホンダ・シビックタイプR/インテグラタイプRなどが注目を集めました。

しかし今回注目を集めたのは、タイプRでもタイプSでもない”タイプSH”グレードのプレリュードとなります。

このモデルは、1996年に5代目BB型としてデビューし、2001年に生産終了しましたが、今回出品されたのは2001年式なので、後期仕様でほぼほぼ最後に製造された個体。

グレードとしてはタイプSHと呼ばれるもので、ボディカラーはコンディション抜群&ボディに一切キズの無いナイトホークブラックパール。

そして走行距離は僅か7,880km(4,900マイル)と全く走られていないため、おそらくオーナーはシャッター付ガレージに保管していたものと予想されます。

ちなみに、プレリュード用のキーは全部で4つ準備されていて、リモコン関係も4つ、そしてカーメンテナンスシートも全てキレイな状態で保管されており、オーナーが新車で購入してから保管しているペンシルバニア州の所有権証明書も。

内装も当時納車されたときの美しさをキープ

こちらはインテリア。

コンディション抜群のエクステリア同様に、内装も汚れや劣化もほぼ見られず、新車同様の美しさをキープ。

装備面においては、フォグランプやクルーズコントロール、サンルーフ、6枚組CDチェンジャー、フロアマット、そしてカーペットなど十分なオプションが備わっています。

シートもとてもオシャレなファブリックタイプ。

センターシフトを見ていくと、5速MTシフトノブや、現代の車では少しずつ淘汰されている手引き式ハンドブレーキも備わっています。

2ページ目:なぜシビックタイプRでもインテグラタイプRでもない、プレリュードタイプSHが高額値で落札されたのか?