最近のトヨタ/レクサスの新車販売に疑問。「発売日当日にいきなり抽選販売」「販売店によって販売方法が全く異なる」「謎の強制オプション」等

最近のトヨタの新車・新型車の販売方法には不満というか…いくつかの疑問が残る

日本の自動車メーカーで最も多くの車種を販売するトヨタ。

更にハイブランド&グローバルモデルとして国内外ともに高い人気を誇るのがレクサスですが、ここ最近のトヨタ/レクサスの販売方法に不満や疑問を持つことが多くなりました。

きっかけはおそらく、2021年8月の新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)が発表されてからだと思いますが、本モデルの先行予約時点から約2万台のバックオーダーが入り、その中には多くの業販だったり、1組で何台も購入するユーザーが多くなったことから、メーカー側も「転売・輸出目的なのではないか?」と疑念を抱くことに。

その後、「誓約書」なるフォーマットが全国の販売店に配信 → ユーザーにサインを求める流れとなり、その後転売される恐れのある新型車(アルヴェルやランクル70、ランクル250等)では「誓約書」にサインすることが定番になっているようです。


ランクル300が発売されて以降、トヨタの販売方法はおかしくなった気がする

ランクル300が発売されてから、本モデルが国内業者オークションUSSや中古車サイト・カーセンサーなどで「新車価格の2倍~3倍」ほどにて転売されるようになり、トヨタも問題視するようになったのか、その後販売してきた新型車の販売方法がおかしくなってきました。

特にトヨタにとって売れ筋になる新型アルファード(Toyota New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)は、販売店によって「抽選販売」にしたり、「新規の顧客はお断り(その販売店との取引中であることが前提)」「ユーザーからすれば不必要ともいえるディーラーオプションを強制」「下取りが無いと購入できない」といった厳しい条件を設けるところが多くなりました。

ただアルヴェルよりも更に厳しく、そもそも生産できる台数に限りがある再再販の新型ランドクルーザー70は、多くの販売店でリース(KINTO)や残クレ縛り、新車登録後1年~3年はトヨタ販売店が所有権を留保など、ある意味で本モデルの希少性を利用してやりたい放題。

この他にも…

・販売店によって抽選にしているところもあれば、先着順で販売しているところもある

・新規の顧客でも購入できる

・ディーラー指定のオプションを購入する必要はない

・下取り必須ではない

といったところもあるため、「販売店によって販売方法が異なる」というのもある意味問題。

なぜ販売店によって「抽選販売」をしなければならないのか。

なぜ販売店によって「新規のお客さんはお断り」なのか。

最初からメーカーの指示で行われていることなら販売店も断ることはできないでしょうし、その指示に従って運営している、という認識ではあるものの、販売店曰く「メーカーからの指示ではない」とのことですし、各販売店の販売本部が決めているとの話を聞くと、なぜそこまで条件を厳しくしてまで売ろうとするのかが疑問。

販売条件を厳しくすればするほど、そのモデルの価値が変に高まってしまう?

販売条件を厳しくすればするほど、より購入しづらいモデルになり、余計に商品としての価値を高める → 本当に欲しいと考えるユーザーの手には渡らず、初期モノは即出しでオークションや輸出されて高額値で取引されるなど、本来メーカー側が望まない使われ方をしているんですね。

先行受注が開始される初日にどんなに早く訪問しても、結局抽選販売になるのであれば、血眼になって急ぐ価値もないですし、抽選で外れてしまった場合「今度いつ買えるかもわからない」のが、今のトヨタ/レクサスの新車・新型車の販売方法ですから、購入を希望する側からするとあまりにもハードルが高過ぎるんですよね。

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